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(回答先: 今国会提出で調整 自公民3党が合意 (憲法改正・国民投票法案)─「毎日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 2 月 25 日 09:05:55)
新憲法小委の論議一巡 国家主義的な色合い濃く
自民党の新憲法起草委員会は24日、「財産」と「地方自治」に関する小委員会をそれぞれ開き、起草委の10小委員会の議論が一巡した。論点は収れんに向かっており、(1)日本の伝統文化をうたう(2)軍事力が行使できる真の独立国となる(3)国民に新たな責務を課す−−など、新憲法草案の試案の骨格がはっきりしてきた。起草委は4月に試案をまとめるが、他党は「国家主義的な色合いが濃い」と論評している。
「前文に関する小委員会」は、「前文は憲法の顔」との観点から「日本らしさ」を強調。現行憲法が「米国からの押し付け」という立党以来の強い改憲思考を反映した。具体的には(1)現行憲法の3原則を堅持(2)軍事面を含む国際貢献を念頭に国際協調を明記(3)日本の伝統文化を盛り込む−−ことで一致している。小委員長の中曽根康弘元首相が先月、発表した独自の憲法案について各委員は「必要な内容が網羅された前文」と口をそろえており、中曽根私案が前文のベースとなりそうだ。
「安全保障に関する小委員会」は、米国中心の多国間軍事活動が国際的な流れとなっていることや、北朝鮮の核・弾道ミサイルの開発問題なども背景に9条を改正し、(1)軍事組織保持(2)集団的自衛権行使と国際貢献に伴う海外での武力行使−−の容認で一致している。
このほか、新たな国民の責務として(1)社会的費用の負担(2)環境保護(3)生命の尊厳の尊重−−など5項目の論点が出そろった。財産権にも一定の制限を加える方針。自民党は「個人主義の行き過ぎ」を是正することを目指しているが、民主党などから「憲法は国家権力を縛るもので、本質を間違えている」との批判が出ている。【宮下正己】
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050225k0000m010090000c.html