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在日米軍再編をめぐって米ワシントンで19日午前(日本時間20日未明)に開催する外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で合意される戦略目標を盛り込んだ共同発表案が18日、明らかになった。(1)アジア太平洋地域の共通戦略目標(2)世界的な共通戦略目標(3)安全保障・防衛協力の強化−−などを柱に構成され、地域の戦略目標として北朝鮮問題を強調、核兵器・弾道ミサイル開発とともに日本人拉致事件の平和的解決を目指すことを明記する。中国に対して台湾海峡問題の平和的解決を促すことも盛り込む。これらの戦略目標に沿って同盟協力を強化し、在日米軍の再編協議を加速させることを確認する。
町村信孝外相と大野功統防衛庁長官は18日、民航機で成田空港を出発した。ワシントンではライス国務長官、ラムズフェルド国防長官との2プラス2に出席するほか、日米外相会談と防衛首脳会談をそれぞれ開く予定。
共通の戦略目標は両国による共同対処を念頭に置き、共同発表では日米同盟が地域と世界の平和に重要な役割を果たし続けるとして同盟協力の拡大をうたう。アジア太平洋地域には朝鮮半島の緊張と台湾海峡問題が存在することを指摘。「朝鮮半島の平和的な再統一」への支持も盛り込む。中国に対しては軍事分野の透明性向上を求める一方、協力関係を発展させることも強調する。
在日米軍の抑止力維持と沖縄を含む基地負担軽減を目指し再編協議を加速することを確認するが、個別の基地移転案には言及せず、在沖縄米軍基地の整理・縮小策をまとめた96年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告の着実な実施を盛り込むのにとどめる。【平田崇浩】
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050219k0000m010133000c.html