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郵政民営化 自民総務会で火花
与謝野氏「バラバラにするためではない」
亀井氏「外科手術をするのはおかしい」
十八日の自民党総務会で、郵政民営化の是非をめぐり与謝野馨政調会長と亀井静香元政調会長が火花を散らした。民営化を前提に政府との「着地点」を模索する執行部と小泉純一郎首相の政治手法に批判的な亀井氏らの溝は深く、ポスト小泉も視野に、それぞれの思惑を胸に激しいやり取りが展開された。
亀井氏は、先に与謝野氏が民営化容認の考えを表明したことに、「日本郵政公社は一生懸命取り組んでいる。漢方薬で治るのに、四つにバラバラにする外科手術をするのはおかしい」と痛烈に批判。これに対し与謝野氏は「バラバラにするための外科手術ではない」「職員が一体感を持って行動できる仕組みを考えている」などと反論した。
しかし、亀井氏に同調した魚住汎英参院議員から「国民がそれほど望んでいない中、無理に進めると自民党が(郵政事業を)壊したと受け取られる」と攻撃の二の矢が。
首相を支える与謝野氏にすれば、党の最高決定機関である総務会が最大の難関としてきた。一方の亀井氏ら反対派も、郵政民営化反対論を「反小泉」の動きにつなげるためには、総務会が絶好の舞台と位置づけるだけに、双方ともヒートアップは避けられない。
こうした動きに首相は同日、記者団に「あんまり私の言うことに反対、反対って言うと、ますます自民党がダメになるのではないか」と亀井氏らの言動に不快感を示すばかり。
19日03時03分 政治一覧
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