現在地 HOME > 政治・選挙8 > 733.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050216/fls_____detail__039.shtml
平成研元事務局長が証言 東京地裁の村岡被告公判
自民党旧橋本派の1億円献金隠し事件で、政治資金規正法違反(不記載)の罪に問われた同派政治団体「平成研究会」の元会長代理で元官房長官村岡兼造被告(73)の第5回公判が16日、東京地裁(川口政明裁判長)で開かれた。検察側証人として出廷した平成研の滝川俊行元事務局長(56)=有罪確定=は弁護側反対尋問で「逮捕される前、献金を記載した出納帳を捨てた」などと証言した。
この日、弁護側は事務局長に就任した経緯や、現金の管理、献金処理などを中心に質問した。
滝川元事務局長は、日本歯科医師連盟側から提供された1億円の小切手を、橋本龍太郎元首相から渡された際、管理していた平成研の金庫に入れていた出納帳に「日歯連 1億円 橋本会長扱い」と記したと証言。
出納帳は裏金などの帳簿だったため「献金問題で東京地検の事情聴取を受け、押収されては困ると思った。逮捕2日前の昨年8月27日深夜、ホテルで出納帳を細かく破り、水洗トイレに流して証拠隠滅を図った」と述べた。
また滝川元事務局長は、2001年の夏と冬に自民党から平成研に6000万円ずつが支給されたとし、受け取るのは派閥事務総長の仕事で、夏には野中広務元自民党幹事長が、冬には代行として藤井孝男衆院議員が受け取ったと証言。「領収書を出していないので収支報告書にも記載していない」と述べた。
起訴状によると、村岡被告は滝川元事務局長と共謀、1億円献金の記載がない01年分収支報告書を総務相に提出した。