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日本ペンクラブ(井上ひさし会長)は12日、東京都千代田区の日本プレスセンターホールで緊急集会「いま、戦争と平和を考える」を開き、イラクから自衛隊を早期に撤収することや取材、報道の自由を求める声明を発表した。集会には約470人が参加した。
集会では、イラク・ファルージャの惨劇を撮影したビデオを上映後、井上会長と作家の辻井喬さん、アジア経済研究所地域研究センター参事の酒井啓子さんの3人がシンポジウムを行った。酒井さんは「『イラクでは民主的な選挙をした』と言われているが、選挙に行くなと暴力で脅された人もいる。ファルージャに限らず暴力がまん延しているのが今のイラク。命と尊厳が奪われている」と話した。
会見で吉岡忍さんは憲法改正の動きに触れ「どんなごまかしが入ってくるかを見極めなければならない。以前はソ連が脅威だと言われ、今は北朝鮮が危ないと言われている。そういった政治的キャンペーンの中で議論されている」と語った。
〔共同〕 (21:05)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050212STXKG030812022005.html