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NHKのラグビー生中継、準決勝以降も「協議継続」
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ラグビーの日本選手権大会準々決勝、トヨタ自動車―早稲田大戦の放送時間変更問題で、NHKは12日午後2時から、当初の予定通り総合テレビで生中継した。前日、いったんは13日午前2時からの録画放送へ切り替えると発表したが、試合開始4時間ほど前に再度放送時間を変更する、異例の事態となった。ラグビーファンや視聴者からの要望や問い合わせがNHKに殺到するなどしたため、という。
日本選手権は日本ラグビー協会が主催し、NHKが共催する大会。NHKによると、5日の1回戦で審判の胸に「朝日新聞」のロゴが入っていることに初めて気づいた。
日本協会と大会運営などを取り決めた協定には「大会の会場に看板を掲示する際には事前にNHKの意向を聴取し、これを十分尊重する」と定めているが、朝日新聞が今大会の広告スポンサーになった件が日本協会から事前に報告されていなかったことを重視。7日に日本協会にロゴを外すことを申し入れたが、実現しなかったため、10日夜に生中継から録画放送への変更を決めたという。
しかし、12日朝からNHKの視聴者コールセンターに「楽しみにしているので試合を生放送してほしい」などの声が殺到。放送総局幹部たちが対応を協議し、試合開始約4時間前の午前10時過ぎに当初の予定通り生中継するとともに、深夜の録画放送も残すことを決めた。この日、NHKには約900件(午後6時現在)の要望や問い合わせが寄せられたという。
日本協会側は、12日の午前中にNHKから生放送へ戻す連絡を受けた際、(1)協会側が非を認める(2)朝日新聞社側との広告取り消し交渉(3)通常と違う映像になる、という「三つの条件」を受け入れた。
午前11時過ぎから試合会場の東京・秩父宮ラグビー場で記者会見を開き、日比野弘会長代行は「協賛企業についてNHKとの事前相談を怠った。我々の非です」などと謝罪した。NHK側には既に口頭で謝罪しているが、真下昇専務理事は「(広告を)白紙に戻してくれとNHKから要望があった。(朝日新聞側に)行動を起こし、その結果を率直に伝える」と話した。15日にNHKへ回答する予定だという。
日本協会によると、審判のジャージーへの広告は98年から採用され、02年春まで主要試合のみ企業のロゴが入っていた。この時はNHK側に事前連絡しており、問題にはならなかった。
この日の中継には、テレビカメラ8台が使われた。NHKによると、審判の胸のロゴが極力、画面に映り込まないよう、切り替えて放送したという。
19日の準決勝、27日の決勝について、NHKは「予定通り放送(生中継)できるように日本ラグビー協会と話し合いを続けていく」としている。
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《朝日新聞社広報部の話》朝日新聞社と日本ラグビー協会の広告スポンサー契約は、昨年9月に結んだものです。今後の試合につきましても、契約が履行されることを願っております。
(02/13 00:08)
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http://www.asahi.com/culture/update/0213/001.html