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(回答先: 池田大作のイの字も創価学会のソの字もない人権擁護法案で反対集会記事 投稿者 木村愛二 日時 2005 年 2 月 11 日 23:03:48)
木村氏が紹介している古川利明氏について少し書いておきます。
僕もこの阿修羅で、主に創価学会関連で古川利明氏のブログ記事をいくつか取り上げていますが、別に古川利明氏は宗教団体関係者でも宗教を専門にしているライターでもありません。社会の問題をやろうと思ったらそこに創価学会があらわれる、だから書くまで、といった当たり前のジャーナリズムを遂行している人にすぎません。
彼は毎日新聞と東京新聞の、二回の新聞記者を経験しています。
実は官庁の公金不正支出報道のハシリが、この古川利明氏と野呂法夫氏の「TOKYO発」(東京新聞)の都庁の公金不正支出追及記事の数々だったのです。
しかし、徐々に東京新聞には都庁から陰に陽に圧力がかかるようになったようです。
結局彼は二度目に新聞記者を辞めることになりました。
彼は最後の東京新聞社の出勤の日、編集局長に次のようにつめよります。
「どうしてこの原稿は載らないんですか。事業やMX絡みで都庁から圧力でも受けているということなのですか。もう東京新聞は都庁批判ができないということなんですか」(『「新聞記者」卒業――オレがブンヤを二度辞めたワケ』古川利明著 http://furukawatoshiaki.at.infoseek.co.jp/book/sotsu.html より)
そして彼はベトナム戦争の嘘を暴いたペンタゴン・ペーパーズが世に出た時の新聞社の行動を話しました。
「いいですか、あのとき、ニューヨーク・タイムズの幹部は『私たちは政府と戦う。ニクソン政権からもかなりの圧力が予想される。財政的にもピンチになるかもしれない。しかし、そうなったら1階にある輪転機を2階に上げて社屋の1階を売りに出す。それでもカネが足りなければ輪転機を3階に上げて2階を売りに出す。まだ、必要なら社屋の各階を売って、最後、最上階の14階にまで輪転機を上げる事態になっても、ニューヨーク・タイムズは戦う』って言ったんですよ。それがジャーナリズムってもんじゃないですか」(同)
編集局長は始終無言でうつ向いたままだったらしいです。
東京新聞は他の大手新聞と比べても、現在も良い記事が多いです。そういう新聞ですら、と考えてほしいと思います。