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(回答先: 小倉秀夫弁護士のブログにネット右翼大挙襲来しています 投稿者 らくだ 日時 2005 年 2 月 10 日 15:33:15)
http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/e/b97d0320d62aaee797461d1fd9f1ff91
コメントスクラムって、いざ自分が受けてみると、それ自体はたいしたことがないですね。
サーバの容量がまだ大量に残っていると、物理的な実害はないですので。
Hotwiredが迷惑だと思わないのであれば、基本的に放置しておいても構わないのかなという感じです(1日約1万5000pvくらいですね。普段、1週間で1万2000pvから1万8000pvくらいですから、それでも多いと言えば多いですが。)。
もっとも、罵詈雑言の汚さに嫌気がさした、正真正銘「普通の市民感覚を持った人」が巡回をやめてしまう危険はあるわけで、そういう意味では、内容の乏しい侮辱、名誉毀損、脅迫、人格攻撃系のコメントはそろそろ整理させて頂いた方がよいかも知れません。
もちろん、blogのコメント欄への侮辱、名誉毀損、脅迫等の表現に関して、プロバイダ責任制限法第4条1項の発信者情報請求権が認められるのかというのは、このblogのテーマからすれば面白いテーマではあるのですが(一部、一線を越えているコメントはありますので)、とはいえ、カミングアウトを求めると言うことについてのすさまじい反発を考慮すると、実は自分もネットの匿名性を信じて批判コメントの投稿を行っている方についてそのような権利を行使してしまうとちょっと可愛そうかなという気になってしまいます。
で、罵倒コメントの割合が多ければ多いほど、「なんだ、私のエントリーって彼らの痛いところをついていたんだ」という気になってしまいますので、相手に自分の非を気付かせたいのであれば逆効果です。罵倒、侮辱、人格攻撃──こういうものは、せいぜい相手を萎縮させ、あるいは嫌気を感じさせる役にしか立ちませんし、自信家に対してこれを行うと却って自信を強めてしまいます。また、「祭り」を煽っている人がいると、「なんだ、私のエントリーに問題があって批判したいんじゃなくて、単に騒ぎたいのね」という気持ちになってしまいますので、これも逆効果です。
もちろん、全てのコメントやトラックバックされたエントリーが下らないというわけではなくて、その中にはレスポンスを返したいなと思うものもあるのですが、コメントスクラムを受けている状態に置いては、発言の趣旨をきちんと理解せずに感情的な意見を述べるだけの膨大なレスポンスをまた呼び込んでしまうのだろうなと思うと、レスポンスを返すのが億劫になるという効果はあるようで、それはちょっと残念です。
そういう意味では、あるblogにおいて、ブログ主の発言に不満なり憤りなりを感じた者は、これに対して既に他の者により投稿された批判のコメントよりもレスポンスをつけられるに値する優れたコメントを作成出来たときに初めて、コメント欄に投稿するのがよいのではないかなあと思いました。思慮の浅い、感情的な批判を投稿することは、特にそれが大量に累積したときには、同じような思想傾向の者によってなされる思慮の深い、冷静な批判の持つ力を却ってそぎ取ってしまうのだなあ、と今回しみじみ感じました。
特に切込隊長さんのトラックバックにはきちんとレスポンスを返したいのですが、現在のような冷静さを欠いている方々が多数訪れているという状態でそれをするのは無益なレスポンスのさらなる大量投稿を招くだけに終わりそうなので、少し冷却期間を置いてから、レスポンスをさせて頂きたいと思います。
その際には、私のレスポンスに不満な点があり、相手に非を認めさせたいという衝動に駆られたときは、「自分のそのレスポンスは、自分の目的を達成する上で本当に有益なのか、却って目的達成を阻害していないか」ということを、上記観点に立って、いったん立ち止まって考えてみていただけると幸いです。
編集部から「ITと法」という本来のテーマにこの先戻っていくのでしょうかと心配されてしまいましたので、冷却期間中、「ITと法」という本来のテーマに戻したいと思います。