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捜査報償費、要求額から大幅減額 宮城・浅野知事
http://www.asahi.com/politics/update/0209/008.html
警察が捜査協力者への謝礼などに使っているとしている捜査報償費について、宮城県の浅野史郎知事は9日、来年度の県予算案で県警要求額から約4分の1をカットし、2300万円の計上にとどめると発表した。浅野知事は「情報提供者が実在するか確認できず、県警からも疑義を払拭(ふっしょく)するようなアクションがなかった」と説明。県警は「減額は捜査活動に大きな影響を及ぼす。極めて不本意」と反発している。
予算案に盛り込まれたのは、協力者への少額の謝礼や交通費などにあてる捜査諸雑費1900万円と、数万円程度の謝礼に使う一般捜査費400万円。県警側は02〜04年度の平均執行額として計3千万円を要求していたが、浅野知事は一般捜査費について「(使い方が)真実かどうか確認できない」として要求額1100万円のうち400万円だけを認めた。
これに対し、県警は東川一本部長がコメントを発表。「捜査協力者の個人情報が保護されなければ捜査活動に支障が生ずることは明らかであるにもかかわらず、それに応じないことのみをもって大幅に減額されたのは残念」と批判した。
宮城県では報償費に疑義を抱く浅野知事と県警が対立。県警は昨年4月、いったんは知事が関連文書を閲覧することを認めたが、知事側の職員が「捜査協力者」の氏名をメモしようとしたことなどを理由に県警職員が文書を持ち帰った経緯がある。 (02/09 19:23)