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憲法:「9条変えたら死滅する」黒木和雄監督が講演−−「九条の会」発足記念 /宮崎(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/359.html
投稿者 天魔降伏 日時 2005 年 2 月 02 日 00:53:58: 8b6UqhBoidy/2

 ◇えびの市出身・黒木和雄監督、みやざき九条の会発足記念で

 えびの市出身で、映画「美しい夏キリシマ」などで知られる黒木和雄監督(74)が29日、宮崎市民プラザで講演した。憲法9条を守ろうと運動する「みやざき九条の会」(代表世話人=藤原宏志・元宮崎大学長ら3人)の発足記念。自らの戦争体験や映画に込めた思いを話し、平和を訴えた。会場のオルブライトホール(500人収容)は満席になった。

 「爆撃のごう音と土煙が辺りを包んだ。顔を上げると友人の頭が真っ二つに割れていた。全身が凍り付くような恐怖を感じて無我夢中で走った。気が付くと返り血を浴びた女子学生たちと、防空ごうで震えていた」
 講演で黒木監督は、中学時代の戦争体験をこう振り返った。都城の航空機工場に動員されていた1945年5月8日のこと。空襲で友人を失い「介抱もせず逃げた自分に優しさやヒューマニズム、戦争を語る資格があるのかと思ってきた」と語った。

 「TOMORROW/明日」「美しい夏キリシマ」「父と暮せば」の戦争レクイエム3部作は、日常を舞台に描いた。その理由について「戦争の本当の恐ろしさは戦場ではなく、真綿で首を絞められるような日常生活にある」からだと話した。

 自衛隊イラク派遣や改憲問題にも触れ「傍観してきたことに悔しさを感じる。9条を変えたら憲法は死滅する」と護憲の大切さを訴えた。
 黒木監督の戦争レクイエム3部作は2月12、13日、「えびの映画祭」(えびの市文化センター)で上映される。

【佐藤恵二】

1月31日朝刊
(毎日新聞) - 1月31日17時50分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050131-00000220-mailo-l45

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