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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu88.htm
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「たかじんのそこまで言って委員会」 新聞が書かなくなった。
雑誌記者もレベルがこの10年で半分ぐらいに落ちてる。
2005年2月1日 火曜日
◆(2)スパイ天国・日本 1月30日 「たかじんのそこまで言って委員会」
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/6112/nikkiokoshi-0501.html#Anchor221950
司会:
やしきたかじん、辛坊治郎(読売テレビ解説委員)
パネラー:
志方俊之(軍事アナリスト)、鴻池祥肇、田嶋陽子、江本孟紀
勝谷誠彦、宮崎哲弥、桂南光、いとうまい子
ライス女史(新しい国務長官)が北朝鮮・イランなどを圧政国家と。
北朝鮮はアメリカと話し合いがしたいようだが、日本に対しては遺骨捏造など対抗姿勢を。
日本は有事シミュレーションをやってるが、日本の安全保障は武力だけでなく情報も必要。
日本にはアメリカのCIAみたいな「スパイ」はいない。
73年、金大中拉致事件。韓国公権力による国家主権侵害だが、事件はうやむやに。
日本はスパイ防止法がないので、スパイ天国。
金日成は生前、「日本は反国家行為やスパイ行為への法的制度がないので、捕まっても罪は軽い・・・」
スパイ防止法がないことが、拉致事件にも結びついた?
現在、数百人もの北朝鮮工作員が日本にいると言われている。危機管理体制を整えないと・・・
(((質問)))
日本にもCIAのような諜報機関は必要だと思いますか?
田嶋「不必要」、残り全員「必要」
志方
「内閣情報調査室、本当のスタッフは20数名。軍事部門は10人程度。CIAはよくわからないが1万人ぐらいいるだろう。政策として日本は情報機関を持たないと決めている。偵察衛星も最近やっと上げたが、それまでは人の国を空からのぞき見はいかんと・・・」
鴻池
「よその国は日本をのぞき見してるのに」
志方
「・・・宇宙の平和利用の原則に反すると、(衛星を)上げるのをずっとためらっていた。個人、企業にもプライバシーあるのに、国にもプライバシーは必要。が、国家は悪いことをするという前提で来たから、国家に権限持たせないから・・・」
南光
「大阪に、何度も『ここスパイやろな』と思う店ある。怪しい中華料理屋。いつも人が全然入らへんので、不審に思って一度友人と入った。が、注文してもメニューにある料理が全然ない。チャーハンだったらできると言われたが、怖いのでやめた。他にも麻雀店や喫茶店など、客全然おらんのに何年も成り立ってる店がある」
田嶋
「イギリスに行ってて思ったが、日本人記者の英語力のなさ。海外の情報が誤った内容で日本に配信される。拉致事件もスパイがいたから起きたんじゃなく、公安の問題。CIAがいてもテロが起きたように」
勝谷
「自衛隊が行くのも情報を得てから行くものだが、いきなりサマワに行く。イギリスの民間業者が外務省のかわりに調査活動。カネで買った外国人の情報に自衛隊員の命を預けるか?」
志方
「核・ミサイルを持たない日本、情報大国でないといけない。情報も何もないと、かえって過激な行動になってしまう。諸刃の剣なのでちゃんとやる」
田嶋
「民間業者の情報を集約すればいいじゃない」
宮崎
「だからそれをやるのがCIAとかでしょ」
田嶋
「名前変えてくれない?情報大国はいいけど、秘密めいたそんな名前・・・後ろ向きに戻ってるよ。近頃、戦争したくてしょうがない雰囲気になってる」( ゚Д゚) ハァ?
辛坊
「昔、まだ共産主義が盛んだった頃に、ある共産国に行った時、ビザをとった。そしたら上司に『おまえビザとったか』と。警察から連絡あったと。公安はそこまで調べてるのか、すごいなと」
辛坊
「志方さんが来られてるので聞きたいが、金正男がつかまった時、裏から税関に情報行っていたと思うが、どうやって知ったんでしょう?」
志方
「私は知らないが(辛坊らから「知ってるでしょ」とツッコミ)、何で拘置しなかったのか」
鴻池
「アメリカとかから情報来てるって。この人(志方)知ってるって(笑)」
志方
「中国の原潜侵犯は防衛庁でしょうね」
鴻池
「あれ(金正男)、逆さ吊りにして東京湾にぶら下げたらよかった」
たかじん
「田中真紀子が帰らせてしまった・・・だからあいつはあかんのや(と悪口延々)」
志方
「あれをちゃんとやってたら、拉致被害者全て帰ってきてる」
勝谷
「北朝鮮のことでここでもこれだけ言ってるのに、官邸らが奥歯に物はさまった言い方するのは、自民党の代議士らが向こうにいろいろとられてる。国内では朝鮮総連で講演したら1回100万円って。(鴻池に)いるでしょ、地元の代議士からそういう話聞いてるでしょ」
鴻池
「話は聞いてる」
志方
「情報はギブアンドテイク。あげるものがないと情報来ない。日本は情報少ない。とにかく情報下さいと、相手からもらってばかり。だから土下座外交になる」
宮崎
「金正男は今までもあちこち入ってて、公安は調査してた。覚醒剤での取引をしてたらしい。泳がせるというより情報をとってた。あの時帰したのは間違い」
田嶋
「金正日が拉致を謝った時、『全員日本に帰せ』って何で言わなかったの?!」
一同シーンと固まる。やがて口々に「はあ?全員返せって言ったやん」と・・・
いとう
「こっちは全部と言ったけど、向こうがこれだけですと言ってるので・・・」(いとうまい子に説明される田嶋って・・・( ´,_ゝ`)プッ)
勝谷
「でも政府が認めてる人数、少ない。政府の中枢まで北朝鮮の勢力が浸透してるから。自民党と、あと社民党は全部」
鴻池
「昭和60年代、スパイ防止法作る動きはあった。防衛庁の宮永という職員がソ連に情報売って捕まった。でも懲役1年。国を売ってる奴が1年ですよ。が、朝日新聞がスパイ防止法の反キャンペーンをやった。あと、ど、・・・土井たか子。自民党にもおる。弁護士の自民党のほとんど」
宮崎
「日弁連」
鴻池
「向こうは弁が立つ。だからつぶされた。今の財務大臣、私は仲がいいが、谷垣もそうだし、落選してる白川も、でぶちんで今閣僚の村上誠一郎も。弁護士ばっかり。日弁連に言われて、朝日新聞の尻馬に乗って・・・」
志方
「宮永事件は、紙を盗んだ窃盗罪のみ」
鴻池
「国を売ったら、どこの国でも死刑か終身刑。日本だけ懲役1年。(スパイ防止については)徹底して国のためにやらないかん」(会場拍手)
志方
「田嶋さんをCIA長官にしたらいい(笑)」
◆(3)いま日本がおかしい
治安:振り込め詐欺、スキミングによるキャッシュカード偽造、麻薬汚染
経済:増税路線
次世代:学力低下、ニート
郵政民営化以外は見えない小泉首相。
この前の国会で、民主党岡田代表と激しいやりあい。民主・社民は一時退席。
が、岡田は存在感を出すためにやったという話も。
岡田は「今年は解散はない」と言っていたし、やる気なさそう?
(((質問)))
日本がおかしくなったのは誰のせい?何のせい?
いとう「日本国民」
田嶋「お上だのみ」
江本「真の独立国家になってない」
宮崎「保守政治」
勝谷「国民自身とその教育」
志方「自由と権利と平和だけを教えてきたこと」
鴻池「切腹できる人がいない」
南光「アメリカ、日本の教師、親たち」
辛坊
「最近ニュースなくて新聞紹介コーナーで困るんです」
勝谷
「新聞が書かなくなった。雑誌記者もレベルがこの10年で半分ぐらいに落ちてる。知識がない、歴史とか知らない」
鴻池
「僕は戦後教育の1年生。同じ年代がいま各界のリーダーになってる。歴史も礼儀作法も文化も教えてもらってない。私は親がしっかりしてて、『マッカーサーはボケやぞ』と。日本人はマッカーサーに飼い慣らされた。クンクン言うてついていく。トップと言われてる奴は歴史も礼儀作法も文化もない。アメリカと戦争したことなんかあるの?と若者は言う」
南光
「個人レベルで下がってる。路上座り込み、誰も叱らない、逆ギレ怖いと。人間が堕落してる。破れたズボンとか、物食いながら歩く、おしゃれではなくてみっともないこと」
宮崎
「基本的にアメリカ化」
勝谷
「愛知の南知多町と美浜町が合併して南セントレア市にしようとしてる。知多半島って学校でみんな習ったが、知多の名前が消えてしまう」
辛坊
「合併委員会、20数人いるんだが、『南知多市』が1位だったが、2位以下は『セントレア何とか』と、セントレアが入ってるのが多くて、それで・・・」
志方
「学生が私に言った。先生、日本はアメリカの州になればいい、と。人口がアメリカの半分ぐらいだから、下院の3分の1は日本人になる・・・(利点をいくつかあげて)、あと生まれた時から英語が喋れると。こんなこと言い出すのは、今の大人が若い人に『これが日本だ』と教えてないから」
宮崎
「(保守政治とパネルに書いたが)何も革新系がいいというのでない。革新は論外。だが、保守政治は、この国が何でこの国があるのかを提示すべきなのに、損得勘定でやってきたからだめ。それが究極の原因」
鴻池
「(志方に)もう1回真珠湾行きましょか、大将」(会場笑い)
田嶋
「戦後、それにのらないといけない時期はあったが、あまりにもお上だのみ・・・」
辛坊
「戦後食うのに精一杯で、そういうこと考えられなかった・・・」
鴻池
「昔は子供の犯罪というのは、親を食わす為とかで犯罪をやってた。だから少年法ができた。が、今の子は、この程度のことならつかまらんと、○○(放送禁止用語)しに行く。日本は戦争に負けたが、独立した昭和27年4月28日、憲法から変えないといかんのに先輩はしなかった。前文に、他の国の、平和を愛する国を信頼して、命と財産守ってもらおう、戦争しません、と。が、どこの国でも憲法の前文というのは、我が国は文化があって代々守ってきた、これを子孫に受け継ぐようがんばるんだと、そういう内容。今回、ここから変えようと頑張っている」
田嶋
「マッカーサーから押し付けられたとしても、60年間、戦争に巻き込まれず、戦争をしないで来たのに、仮想敵国を想定して・・・。北朝鮮は力ないから攻めて来ない、中国も何もしてないのに、ちょっとしたことで危機感を煽って、武器輸出3原則が・・・。日本はぶれてる。煽らないで。もしも、って誰が攻めてくるのよ」・・・いつもの電波( ゚д゚) ポカーン
志方
「防衛力は、今年危ないから予算増やそうとか、そういうもんじゃない。サマワに行ってる自衛隊員の平均年齢は31才だが、18才で自衛隊に入って31才でやっと使い物になる。いま平和だからいらない、とかじゃない」
田嶋
「アメリカといろいろやってるからいい。それより政治家としての交渉能力とかもっと磨くべき。外交がなってない」
一同、なだめるように「それは現実的」「いいこと言ってるよ」と・・・(ほめ殺し?)
志方
「力は使わなくても持ってるべき。ドルは軍事力が支えてる。円は経済力あるのに、日本に守ろうという力がないから・・・。田嶋先生は、力は使わなきゃならんと思ってるから、そういうことを・・・」
田嶋
「情報力、人格力もある。何で日本はそれを使わないの?」
宮崎
「(田嶋に)だから憲法改正反対?おかしい。日本は世界で5番目の軍事力を持ってる、これは危険じゃないですか」
志方
「日本は法治国家だから、それを法律で決めないといけない。日本は27も基本法があるのに、防衛基本法はない。憲法には平和とは書いてあっても、守るとは書いてない。私は35年間(自衛隊にいた間)自衛隊は軍隊だとずっと思っていたが、当時は生活がかかってるから言えなかった(笑)」
宮崎
「軍隊を持ってるのに憲法で決められてないのは日本だけ。力を持ってるのは危険だから憲法で決める」
勝谷
「危ない道具なのに取扱い説明書がないから、作ろうという話」
志方
「アメリカの友人で、中東を回って帰ってきた人が言っていたが、『バグダッド、サマワ、アラビア海・・・いろいろ自衛隊が来てるのに、霞ヶ関では、自衛隊出すべきかどうか?をやってる。言ってることとやってることがこれだけ違う国は怖い』と言われた。だから法律で・・・」
勝谷
「スマトラ沖地震での自衛隊も、いきなり来て何屋さん?と思われてる」
宮崎
「(すごい性能の)ホバークラフト持ってるのに、『セルフディフェンスフォース』と書いてあって、めちゃくちゃ(笑)」
最後は珍しく、たかじん以外でオチてますた(・∀・)
(私のコメント)
昨日は日本にどうして情報機関が無いのかということを書きましたが、「たかじんのそこまで言って委員会」と言う番組で、「スパイ天国日本」と題して討論していた。これは読売テレビの番組で東京では見られない。視聴率も10%台で良いので東京でもやってほしいのですが「ユウコの憂国日記空テキスト起こしコピペ」で発言内容が読めるようになっている。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/6112/nikkiokoshi-hyosi.html
東京でも「たけしのTVタックル」と言う番組がありますが、それよりももっと過激な毒舌が飛び交う番組になっているようだ。このテキスト起こしのサイトでも以前はTVタックルもテキスト起こしされたものもありますが、編集されすぎて問題発言はカットされすぎているようだ。だから少し最近は生ぬるくなっている。政治家の先生も出ているからその辺の遠慮もあるのだろう。
このようにテレビ番組には自主規制というか政治介入とか工作機関からの工作とか、いろいろあって、日本には言論の自由と言うものがありながら、最近のテレビは編集されすぎて面白くない。ワイドショーなども生番組と謳っていますが、コメンテーターの発言はあらかじめ取材と言うかたちで前もってチェックされている。だから面白くないのだ。
ところがローカルの番組では周りの圧力もそんなに無いから自由に言える番組もあるようだ。「たかじんのそこまで言って委員会」と言う番組も、お笑いバラエティー番組と言うことで北朝鮮の工作員も介入してこないようだ。「たけしのTVタックル」もお笑いバラエティーなのですが、一度国会議員の藤井孝夫氏からクレームをつけられて番組内で謝罪させられてしまった。
中味の是非はともかく国会議員はそれくらいマスコミ報道に神経質になっており、今回の安倍・中川氏への朝日新聞の記事も、朝日新聞社の裏づけ取材の甘さが抗議の元になっている。だから新聞の編集長やテレビのディレクターはナーバスになって、時事問題的なことは避けるようになって、新聞は記事を書かなくなり、テレビは政治報道番組を作らなくなった。
だからこそお笑いバラエティー番組でゲストに毒舌を吐かせるようになったのだろう。本来ならば報道番組がきちんとした報道をしなくなったからこそ、このような現象が起きている。番組の中でも勝谷氏が、最近の新聞記者は記事を書かなくなり、雑誌の記者もレベルが落ちていると指摘していましたが、その点は株式日記でも指摘してきた。だからこそ私のような素人が書くサイトに読者が流れてきているのだ。
日本の問題を論じている記事を探してもないこともあり、そんなときは外国の新聞などを見るしかないのですが、外交や軍事や経済問題などイギリスあたりの新聞記事を見ないとよくわからないことがる。日本の新聞記者や放送記者は何をやっているのか、ただ通信社の配信する記事をそのまま新聞に載せるだけなのだ。もちろん解説記事など書けるわけがない。
「たかじんのそこまで言って委員会」などでゲストが発言していることは、本来ならば今さらなにいってんのと言えるくらいの事ですが、それくらい日本国民は時事問題に疎くなってしまった。いままで日本のジャーナリストは何をしてきたのか。拉致問題にしても新聞やテレビはほとんど取り上げなかった。国会で問題になっても記事には書かない新聞記者は何なのか。