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http://www.interq.or.jp/leo/sinter/old/pow31.htm
1992年3月10日 労働者の力 第31号
(前略)最悪の形になっているのが東京の森田健作擁立である。森田は勝共連合に関係し、スパイ防止法制定全面支持の運動を推進した。前回総選挙では中曽根を応援した、いわば典型的な軍国主義の立場にたつ起ウルトラ保守主義といってもいい。これを、同じウルトラ自衛隊支持論者である民社の元委員長の塚本がかつぎだしたのである。これを連合型候補として社会党が支持するという状況になった。
東京の森田に対しては、社会党の中には当然反発が強い。また革新市民層も抵抗している。
しかし、連合型候補−社民再編−政界再編の一連の動きは、その底流に、「産業人」としての共通利害の共有ということが進行しているのであるがゆえに、社会党の党としての「狭い」枠組みでは手が届かない動きとして現れているといえる。
従来、社民合併論は、ほぼ自動的に大きな社会党が小さな民社党を吸収合併することになるという見方が通用してきた。今でもそうした関係はある。連合型選挙に対して、民社党のサイドの内部からは、自分たちの「玉」が社会党にのっとられるという不満が消えない。
しかしそれはもはや正確ではない。今、実際に進んでいるのは、日経連という経営者団体と「産業人」という立場を共通にした巨大労働組合、労働者部隊の最大組織が支える政治組織への「転換」の動きである(後略)
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http://www.interq.or.jp/leo/sinter/old/pow34.htm
1992年6月10日 労働者の力 第34号
(前略)社民再編論の基礎となる「現実路線」が自衛隊派兵論ぬきには成り立しない以上、連合の会方式が危機に陥ることは自明のことだ。連合参議院はかろうじて社会党サイドに踏みとどまり、それによって社会党の闘争意欲の高まりとの断絶を回避する方向を選択した。
これは民社党からすれば、自ら招いたことではあれ痛手であろう。民社大内は、自民党と社会党の間に立って、ボナパルティズムもどきのパフォーマンスを演じてみせた。かたや自民党をどうかつし、他方で連合の会を人質にとる言動によってPKO法案審議の決定権握っているかのようにもふるまった。だがその選択した路線は、同日選挙回避の党略と民衆サイドにいまだ明確な確たる基盤をもたない自衛隊派兵法案の強行採決への加担に過ぎなかった。なんとも惨めな結論である。すべてのパフォーマンスは無に帰したのだ。
いらだった大内は六日、連合の会における社会党系候補支援をとりやめる方針を最後の手段、あがきとして言い出した。連合山岸が青ざめ、社会党田辺執行部に圧力をかけるだろうとの読みによるものだろう。
だが、痛烈なしっぺ返しが翌七日、即座に田秀夫議員からなされた。田議員は、大内発言に対して東京選挙区における連合型候補、かの軍国坊や森田健作不支持を公然としたのだ。
東京において連合型選挙は崩壊した、と八日付朝日新聞は報じている。
この報道が少々フライイング気味ではあっても、多くの東京選挙区に籍を置く社会党員にとって、また革新を意識する民衆にとって、東京での森田健作をかついだ連合型選挙が空中分解するのは大いに望ましいことのはずだ。勝共連合と関係をもち、日本軍国主義に抵抗感をもたない森田を革新の主軸であった社会党が全面的に支持すること、およびそのような政治駆け引きを生んだ連合の会方式にやむなく引きずられる状況へのいらだちはかなりのものだったはずだからである。
埼玉における不可解な畑辞退劇も含め、田辺執行部の社民再編論にもとづく連合型候補路線の不透明さは限りない。広島選挙区では、自衛艦のペルシャ湾出動に真っ先に激励に馳せさんじた民社党の札つき右派を社会党候補をひきずりおろしてまでかつがなければならない状態が強要されたのである。
つまり、連合の成立、その圧力のもとで政治的枠組みとしてごり押しされる社民再編論、強硬な組織圧力を加える党指導部のもとで身動きとれずにいた一般党員や地方組織、およびそのような選択しか提供されない社会党支持層のとまどいに正面から答えたのが、田議員の公式発言なのである。(後略)
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※森田健作、千葉県知事選出馬…堂本氏の牙城に挑む【ZAKZAK】(・・・。)
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/628.html
投稿者 フニャコ