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情報紙「ストレイ・ドッグ」(山岡俊介取材メモ)
2005.04.01
支持率2割にも届かず。下関市長選挙で不信任を突き付けられた安倍晋三代議士
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/
●中央のクリーンな顔とは大違いの安倍代議士
12_410本紙は、安倍晋三自民党幹事長代理のお膝元・山口県下関市で3月27日、投票が行われた市長選挙の結果につき、とりあえず、3月28日、「下関市長選、現職かろうじて当選で、安倍晋三代議士、面目保つ」タイトル記事において、選挙結果のみ報じておいた。
当 45938 江島潔 =無新
43468 中尾友昭=無新
26838 松原守 =無新
安倍代議士が支持し、自民党公認を取った江島氏が4度目の当選を果たしたのだが、上記のように、安倍事務所の戦略(公示ぎりぎりまで自民党公認を決めず、保守系3名で競わせた)が功を奏せず、中尾氏との一騎打ちとなっていたら落選していた可能性が十分あった。
そこまで苦戦した理由については、冒頭に掲げた地元紙「長周新聞」(3月29日号)の解説に譲るとして、選挙戦では、安倍代議士自身、万一落選のことを考えたのか、24日に地元入りしたものの、同時に行われた県議補選の自民党候補の宣伝カーに乗っても、江島氏の宣伝カーには乗らなかったようだ。
その一方で、「安倍事務所」の封書に江島氏応援のチラシを入れて地元企業や個人宅に配布(地元では、反対陣営に入れていたことがわかると仕事はゼロになる。その恫喝サインとも)したり、終盤には、安倍事務所の秘書が宗教団体や選挙ブローカーにエサを撒き、かろうじて当選したとも。
しかし、前回、前々回とも江島氏は7万票後半取りながら、今回は3万票以上もダウン。さすがに、江島氏自身も、当確が出た直後、感想を問われても喜びの声どころか、青ざめており、とても当選者には見えなかったとも。
当選したとはいえ、江島市政はこれまでのような独裁制はもうやれない。また、次期首相ともいわれる安倍代議士だが、次期衆議院選挙はこれまで通りにはいかないのでは、との声さえ出て来ている。