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NHKの事前説明答弁に「矛盾」 参院総務委で野党追及
2005年03月31日23時15分
NHKの新年度予算をめぐる参院総務委員会で31日、NHKの番組改変問題に関連して政治家への事前説明問題が取り上げられた。野党からは事前説明の判断基準などについて、矛盾やあいまいさを指摘する声が相次いだ。
橋本元一会長は2月3日、就任後初めての定例会見で「一般論として、個々の番組について事前に説明することが当然とは思っていない」「好ましくないと思っている」などと答えている。
高橋千秋氏(民主)はこの発言などをもとに、「事前に番組の中身まで(政治家に)説明することはメディアの自殺行為だ」として、事前説明を今後も行うかについてただした。
これに対し、橋本会長は「番組を左右するような、介入を許すような説明は一切していないし、今後ともすることはない」と答弁した。
一方、諸星衛理事(報道担当)は、政治家への事前説明について「放っておくと混乱を招きかねないことがあるかもしれず、視聴者と同じレベルにおいて説明することもある」と述べた。
これに対し、高橋氏は「放っておくと混乱を起こす、という場合の基準がよくわからない。明確に示していただきたい」と批判した。
吉川春子氏(共産)も、諸星理事の説明と、橋本会長の会見での説明について「矛盾するんじゃないか」と追及。橋本会長は、「これまでも介入を受けることはなかったし、これからもしません」と述べた。
事前説明をめぐっては、橋本会長は「一般論として当然とは思わない」と発言した翌日の自民党の部会で、「番組を説明すること自体は悪いことではない。お伺いを立てるようなやり方はどうかと言った」とされる。
http://www.asahi.com/politics/update/0331/009.html