現在地 HOME > 日本の事件16 > 952.html ★阿修羅♪ |
|
<バス間一髪>運転手意識もうろう、女性ガイドが救う 宮崎
13日午前11時半ごろ、佐賀県唐津市の国道で、走行していた宮崎県の観光バスの男性運転手(53)が突然吐血し、意識もうろうとなった。添乗していた女性ガイド(39)がとっさにハンドルを操作し、サイドブレーキを引いて急停車、あわや大惨事の危機を免れた。乗客28人や乗員2人にけがはなかった。
唐津署の調べでは、バスは定員54人で、宮崎県高岡町の永峰観光バスが運行。年配の団体旅行客28人を乗せ、12日から1泊2日の旅程で同市を訪れていた。
13日は唐津市呼子町を出発し、国道204号バイパスを時速50キロ程度で走行中に運転手が吐血した。直後に、バスは中央分離帯に乗り上げたり、対向車線にはみ出るなど、500〜600メートルを蛇行。運転手が前のめりになって苦しんでいたため、ガイドが脇からハンドルを握り、サイドブレーキを引いた。バスは、道路左の路肩に左前輪を乗り上げた格好で止まった。
同署は「目立った被害は街路樹に当たって割れたバックミラーだけ。乗客や第三者に被害が及ばなかったことは不幸中の幸い」と胸をなで下ろしていた。
運転手は、同市内の病院に搬送され、胃かいようによる吐血と診断された。ガイドと乗客は別のバスに乗り換え、宮崎に向かったという。【朴鐘珠】
(毎日新聞) - 6月13日22時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050613-00000103-mai-soci