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日本社会の崩壊(勝ち組・負け組)
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グラフ1-1
右記のグラフ1-1をご覧ください。
数字自体は何度も報じられている内容であり、特に驚くような数字ではありませんが、ここで改めてグラフとしてみますと、生活破綻予備軍がいかに多いかわかります。
22.9%もの世帯が預金を一円も持っていないということは、病気・怪我・失業等で即、ホームレスや生活保護受給世帯に転落する可能性を持っているということになるのです。
また、500万円以下の金融資産世帯数も21.3%となっており、おそらく100〜300万円前後の金融資産となっていると思いますが、<ゼロ>と合わせればなんと44.2%もの世帯が金融資産500万円以下ということになってしまいます。
実態としては、日本人世帯の半分が500万円以下の金融資産しか保有していないという実態がここにあります。
そして≪借金≫を見てみるとまた違った日本が見えてきます。
日本国中ありとあらゆるところに、サラ金といわれる一般消費者金融会社の事務所があります。
更に、最近では都銀までもが儲かると言ってサラ金のまねをし始めており、猛烈な勢いで貸付残高を増やしているようです。
そして住宅ローンです。
これも借金の一つですが、借りている方は『資産』と思って借りていますから、借金という感覚がありません。
そしてここ数年100%貸付ローンが登場してきており、これで頭金無しで住宅ローンが組めますから、現預金なし・住宅ローン3,000万円という事例が多くあるのです。
一旦収入の歯車が狂えば、即破綻となりますが、そのような事など借りている方は全く考えていません。
警察庁が発表したところでは、2004年一年間で経済的理由で自殺した者は7,947人にものぼっているのです。(総数は3万2,325人)
そして多くの方がこの自殺理由を<倒産>と思われていますが、実はまったく違うのです。
詳細をご覧ください。
4,338人 借金
1,237人 生活苦
912人 事業不振
556人 失業
192人 就職の失敗
79人 倒産
如何でしょうか?倒産で自殺する人はわずか79人しかいません。
もっとも多い理由は借金苦なのです。4,338人もいます。
今の日本は簡単に借金出来ます。そして借金を積み重ねていき、結果破綻して命を絶っていくのです。
昨年一年間でジャンボジェット機が10機墜落したのと同じ数の命が自殺で失われているのです。
今、日本は非常に危険な社会になりつつあります。
勝ち組・負け組と言っている間はまだよいですが、負け組と言われている層、中でも生活破綻か、その直前にまで来ている者が社会で多数を占めるようになれば、勝ち組はこのような社会では暮らしていけません。
なぜなら、勝ち組を襲って金品を奪おうとする犯罪が至るところで見られるからです。
社会が荒れてくれば、負け組といわれる層は余計に不満を募らせ、そして勝ち組を襲う側につく者が増えてきます。
今の日本社会の荒れ方は、この一歩手前まで来ているといえるのです。
http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_050601_1.html