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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050609it03.htm
徳島県警が摘発した振り込め詐欺グループ幹部の男=組織犯罪処罰法違反(詐欺)罪で公判中=が、グループを抜けようとした千葉県船橋市の男性ら4人について、「仲間と監禁、暴行して殺害し、遺体を別々の場所に運んで捨てた」などと供述していることが、わかった。
連絡を受けた千葉県警は殺人・死体遺棄事件の可能性が高いとみて、船橋市の男性に対する逮捕監禁容疑でグループの男ら4人を8日に逮捕するとともに、行方不明となっている4人の発見を急いでいる。
調べによると、行方不明になっているのは、船橋市、無職西村徳也さん(25)ら20〜30歳代の男性4人。西村さんは昨年10月13日午後10時ごろ、JR船橋駅北口近くで5人前後の男にワンボックスカーに連れ込まれ、行方が分からなくなった。他の3人もその直後から相次いで行方不明となっている。
徳島県警に逮捕され、4人の殺害を供述したのは、グループ幹部で会社経営、阿多真也被告(27)(東京都世田谷区上馬)。
これまでの調べでは、西村さんらは詐欺グループの拠点だった東京都新宿区の事務所で殺害され、遺体はそれぞれ関東近県に遺棄されたとみられる。千葉県警は、一連の犯行には暴力団関係者も含めて少なくとも17人が関与し、拉致から殺害、遺体の遺棄まで役割を分担していたとみている。
阿多被告はグループ内で「部長」と呼ばれ、徳島県警が8日に詐欺容疑で逮捕し、「社長」と呼ばれていた住所不定、職業不詳の男(26)から、4人への「制裁」の指示を受けたという。
この詐欺グループは、架空の債務返済を請求するはがきを郵送し、現金をだまし取ったとされ、徳島県警が昨年11月以降、計10人を逮捕している。グループによる被害は、東北から九州までの1都18県で総額1億円以上とみられている。
(2005年6月9日14時30分 読売新聞)