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□OLC受注企業、右翼幹部らに報酬4200万 [読売新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050602-00000001-yom-soci
OLC受注企業、右翼幹部らに報酬4200万
東京ディズニーリゾートの運営会社「オリエンタルランド」(OLC)が、元暴力団幹部で右翼団体幹部の関連会社「中央興発」(千葉県浦安市)に清掃業務を委託し、結果的に破格の利益をもたらしていた問題で、中央興発が昨年までの7年間に、右翼幹部とその妻に少なくとも計約4200万円の報酬を支払っていたことが、1日わかった。
中央興発はこの7年間、OLC以外の企業との取引が確認されておらず、OLCの委託費の一部が右翼幹部本人に流れていた形だ。
OLCは1984年から、本社社屋の清掃業務を中央興発に委託してきた。
中央興発の法人登記によると、指定暴力団松葉会の元最高顧問で右翼団体の連合組織「全日本愛国者団体会議」名誉議長・志賀三郎氏(79)の実兄や長男は、過去に同社の代表取締役や取締役を務めているが、志賀氏本人が役員として登記されたことはない。
ところが、関係者によると、同社内で志賀氏は「相談役」、妻も「顧問」の肩書で報酬を得ていた。昨年までの7年間に、志賀氏が年間約800万〜約300万円、妻が同約300万円を受け、総額は少なくとも約4200万円だった。
中央興発はこの7年間に、OLCから清掃業務委託費として約9億円を受領、そのうち約5億3000万円で東京都内のビルメンテナンス会社に業務を下請けに出していた。この間、中央興発の年間売り上げはOLCからの業務委託費とほぼ同額で、OLC以外の企業との取引も確認されていない。このため、志賀氏と妻に払われた報酬は、結果的にOLCの委託費が原資になっていたことになる。
中央興発の社長や前社長はこれまでの読売新聞の取材に、志賀氏との関係について「志賀氏と会社は関係ない」などと話している。
OLCは中央興発への資金提供が明るみに出た直後の5月20日、同社との契約解消を発表。OLCの加賀見俊夫社長は会見で、「今の中央興発は直接、暴力的な人とつながっていない。20年前とは全然状況が違う」と述べ、中央興発と志賀氏との関係は過去のものと強調していた。
OLC広報部の話「中央興発は、弊社に志賀氏と関係がないと説明しており、それ以上は分からない」
(読売新聞) - 6月2日3時5分更新