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05/30 22:44 井手相談役が顧問を辞退 世論の批判受けて判断 JR西日本
JR西日本は三十日、尼崎脱線事故の責任を取って取締役を退く
井手正敬(いで・まさたか)相談役(70)が、就任予定だった顧
問を辞退したことを明らかにした。取締役辞任後も社内に残ること
に対し、「責任の取り方があいまい」などと世論の批判があった点
を考慮したとみられる。
JR西を高収益企業に育て上げ、「事実上の創業者」(JR西幹
部)とも呼ばれる井手氏はこれで、同社の役職からすべて退くこと
になる。
JR西首脳によると、井手氏本人から三十日に辞退の申し出があ
った。首脳は「世論の批判があり、辞退は避けられないと考えたの
ではないか」と話している。
井手氏は旧国鉄改革の急せんぽうとして分割民営化を推し進めた
「改革三人組」の中心的人物。民営化後は一九九二年から社長、会
長を約十一年間務めた。その手腕と強力なリーダーシップから、J
R西は「井手商会」と呼ばれることもあった。
顧問への就任を内定した二十六日の取締役会後の記者会見で、垣
内剛(かきうち・たけし)社長(61)は「分割民営化にも大きな
役割を果たしており、識見や経験を生かしてほしい」と井手氏に要
請した理由を話していた。また井手氏の役員退職慰労金については
「当面は支払いを留保する」と説明していた。
事故をめぐっては、南谷昌二郎(なんや・しょうじろう)会長(
63)、垣内社長とも遺族対応などにめどが付いた段階で辞任する
ことを表明している。
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[2005-05-30-22:44]