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西武、怒号総会…大モメにモメた3時間21分
村上氏も登場
怒号、紛糾−。西武鉄道の臨時株主総会が24日午前、埼玉県所沢市の西武本社隣「くすのきホール」で開かれた。
メーンの議題の新取締役の選任について、株主側から選任しないよう求める動議が出されるなど、総会は怒号が
飛び交う中、大モメにモメ、3時間21分に及ぶロングラン開催となった。会社側が提案した3議案はすべて承認された
ものの、今後の再生作業が一筋縄ではいきそうもないことを強く印象づけた。
【怒号、動議】
総会には、関心の高さを示すように約820人が出席。もっとも注目された「M&Aコンサルティング」(通称・村上ファンド)の
村上世彰代表も開会10分ほど前に姿を現し、報道陣の前で「アンフェアなことを起こした西武が、総会でどういう経営方針
を示すのか注目したい」とほえながら会場入りした。
総会では冒頭、石橋正男副社長(社長代行)が西武鉄道株が上場廃止となったことについて「株主の信頼を損ねたことを
心からおわびします」と陳謝。元みずほコーポレート銀行副頭問の後藤高志氏と、運輸省出身で元JR西日本副社長の
平野直樹氏の2人を、新取締役に選任することなど3議案を提案した。
ところが、約1カ月前にJR福知山線での脱線事故があったばかり。JR西出身の平野氏が役員として加わることに、
株主からは疑問の声が上がった。石橋副社長は、「透明性を確保した経営改革を行うには、外部の目から見た経営が必要。
平野氏は鉄道業界に精通されている」などと説明。出席株主の理解を得ようとしたが、「JR西の人事管理にあたり、経営の
初歩をつくった人に、今回の事故の責任がないとはいえず、適任ではない」などの意見が相次いで出された。中には、
「知り合いの息子が脱線事故で亡くなった。そんな人を認めるわけにはいかない」と訴える女性株主も。
ついには「平野氏については取締役に選任しない」との動議まで出される始末で、総会は怒号で騒然となった。
もう1人の後藤氏についても、「銀行から天下るなんて、決して新しくない」などと批判の声が飛んだ。最終的には2人の
取締役就任は承認され、その後の取締役会で後藤氏を西武鉄道社長に、平野氏を同会長に選出した。
【村上氏登場】
注目の村上氏は、質疑の中盤で登場。「こちらは1000円以上で株を買い取りたいとオファー(提案)している。そうすれば、
西武はみずほにノシをつけて借金を返せる」と主張し、社長と会長に就任予定の2人に直接提案しようとしたが、実現しなかった。
西武側は、ゴールドマンサックスなどの買収提案も踏まえた上で、「改革委の答申はあくまでもたたき台」と説明。「いろんな
提案を真(しん)摯(し)に受け止め、参考にさせていただく。株主にとっても最良の再生プランを作ってお答えしたい」とした。
村上氏は総会後、グループ再生について「もしこれで、株主の利益にならないような結論が出れば、僕は株主代表訴訟を
起こします」と語った。また、村上氏は今年1月にコクドの大野俊幸社長と会い、コクド側から買収を持ちかけられたものの
破談となったことを明らかにした。
ZAKZAK 2005/05/24
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