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市職員が刺された長崎市高島行政センター(20日午後0時25分)
20日午前9時20分ごろ、長崎市高島町の市高島行政センターで、市民福祉課主査・谷崎健一郎さん(56)が、生活保護の相談に来た男に腹を刺された、と110番があった。男は間もなく、血のりがついたナイフを持って近くの駐在所に出頭。県警大浦署は同9時50分、殺人未遂容疑で緊急逮捕した。谷崎さんは市内の病院に運ばれたが死亡。同署は殺人容疑で調べている。
同署と長崎市によると、同町の無職大津秀敏容疑者(68)。9時15分ごろ、センター1階の相談室で、応対した谷崎さんの胸と腹を切り出しナイフ(刃渡り約14センチ)で刺した疑い。大津容疑者は5分ほど前にセンターを訪れ、相談室に2人で入った。
センター職員によると、事件当時、市民福祉課がある1階には職員8人がいた。窓口を訪れた大津容疑者を谷崎さんが相談室へ案内。密室にならないよう、相談室のドアは開けていた。
悲鳴を聞いた職員が駆けつけると、谷崎さんが床に倒れており、大津容疑者は「病院に連れて行け」と言って、自分のバイクで駐在所の方へ向かったという。
大津容疑者は就労したことを理由に、昨年3月、生活保護を打ち切られた。その後、センターに数回、申請の相談に訪れ、谷崎さんが担当していた。19日も谷崎さんに対し、「金がないので生活保護を認めろ」と声を荒らげていた。
大津容疑者は「谷崎さんからばかにされたと感じたことがあり、脅すためにナイフを持って行った」と供述しているという。
高島町は長崎港から南西約10キロの離島(高島)。旧西彼杵郡高島町で、近隣の旧5町とともに1月4日、長崎市に編入合併した。センターは合併するまでは町役場だった。現在の職員は20人。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_05052021.htm