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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050519it11.htm
福岡市東区の衣料品販売業松本真二郎さん(当時41歳)一家4人が中国人3人に殺害された事件で、強盗殺人、死体遺棄などの罪に問われた元専門学校生、魏巍被告(25)の判決公判が19日、福岡地裁で開かれた。
川口宰護裁判長は、「犯行は卑劣かつ残忍で、血の通った人間らしさを全く感じることができない。幸せで平穏な家庭生活を失った4人の無念さは、筆舌に尽くし難い」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。
事件は、2003年6月20日未明、魏巍被告と事件後中国に逃亡した共犯の楊寧被告(25)、王亮・元被告(23)の3人が、福岡市東区の衣料品販売業松本真二郎さん宅に侵入。松本さんと妻千加さん(同40歳)、長男海君(同11歳)、長女ひなさん(同8歳)を殺害し、約3万7000円や預金通帳などを奪った。さらに、帰宅した真二郎さんの首を絞めて意識を失わせ、3人の遺体とともに重りを付けて博多湾に投げ入れて殺害した。日中両国で3人が起訴され、中国で、楊寧被告に死刑(控訴)が、王亮・元被告には無期懲役(確定)が言い渡されている。日本側の捜査員らの立ち会いのもとで、中国公安当局が作成した2人の供述調書は、日本の公判で初めて証拠採用された。
(2005年5月19日21時1分 読売新聞)