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(回答先: 警官が拳銃奪われ負傷 盗難車追跡中、男2人逃走【産経新聞】拳銃は実弾入ったまま 投稿者 エイドリアン 日時 2005 年 5 月 15 日 20:08:43)
岐阜県多治見市で13日夜、多治見署の男性巡査(23)が2人の男に襲われ、実弾の入った拳銃を奪われた事件で、男たちが逃げるのに使ったとみられる軽乗用車が14日朝、現場から約1.5キロ離れた同市南部の南ケ丘中学校近くの山林で見つかった。県警の特別捜査本部は捜査員300人を動員し、男たちの行方を追っている。
軽乗用車は、幅約1.5メートルの農道わきの木の下に、西側を向いてバックで突っ込んだ形で止められていた。男たちが乗って逃げた車と酷似しており、「市の南部方向に逃げた」とする目撃情報とも一致する。
このため県警は、この車が逃走に使われた可能性が高いとみて、指紋の採取などをしている。
県警は13日夜から多治見署と近隣の5署の管内で緊急配備を敷き、14日も引き続き国道21号や国道19号など主要道路の計約30カ所で検問を続けている。近接する愛知、三重両県警にも協力を要請するなどして、捜索に全力をあげている。
これまでの調べでは、拳銃を奪われた巡査は、13日午後6時48分に携帯電話で「拳銃が奪われた」と同署に伝えてきた。直後に署から電話をかけ直すと、「(犯人は)紺の軽四輪乗用車で逃げた」「射撃2発」などと答え、威嚇発砲したことや、逃げた2人の男の服装、人相を報告したという。
巡査は、盗まれたダンプカーを降りて逃げた男を馬乗りになって取り押さえた際、軽乗用車から降りてきた別の男が向かって来たのに気づいた。空に向けて1発威嚇発砲すると、男はいったん車に戻ったという。この後、再び男が向かってきたため、2発目を撃ったとしている。
巡査は昨年10月に採用され、今年3月に多治見署地域課に配属された。男らと格闘した際、右手中指を骨折し、頭にも軽いけがをした。
男の一人がダンプカーを乗り捨てた同市京町6丁目の笠原川の堤防付近などでは、14日午前9時から、拳銃を奪われた巡査を立ち会わせて実況見分を再開した。現場では男が落としたとみられる帽子などが見つかっている。
更新日時 : 2005年05月14日13時26分