10. 2014年8月16日 16:05:08
: MuDJetKfV6
これ 元ネタのURLが大方削除されてるのに気が付いたもんだで(5個だけ無事) これは何かあると思った。 こんな重大事故なのに、ただ古い記事だからって消すか!? なわけない。 腰抜け新聞社だらけなのがわかった。 なので全部コピペする。追悼の為にも。 管理人様、御免なさいです。ヒートの情報倉庫 2005年04月26日 http://blog.livedoor.jp/ayaka222a/archives/20068209.html JR福知山線脱線事故 ・JR事故直前「減速する感じはなかった」(ABC) ・「どないしたん」…車掌呼びかけに高見運転士応答なし(ZAKZAK) ・事故直前に不自然運転 停止超過や非常ブレーキ ・目撃者5人証言 衝突までの「異変の瞬間」(毎日新聞) ・伊丹駅でも非常制動 車両の異常慎重捜査(神戸新聞) ・尼崎の運転士やりとり(1) ・森ノ宮の運転士やりとり(2) ・対向特急あわやの緊急停止、偶然の発光機作動…尼崎(読売新聞) ・尼崎事故「横倒しで激突」目撃者が証言(読売新聞) ・車掌「脱線しそう」と連絡 現場1キロ前、指令所に(中日新聞) ・脱線前オーバーランは50m?複数の乗客が証言(読売新聞) ・「ゴー」という音消え脱線 事故目撃者が詳細証言(共同通信) ・直前に非常制動 先頭車両のモニター回収(産経新聞) ・1両目にいた久田記者 事故前後を再現(毎日新聞) ・先頭車の急減速で玉突き(共同通信) ・「乗り上がり脱線」か レールに線状の傷(産経新聞) ・伊丹駅から事故現場まで、平均120キロで走行(読売新聞) ・脱線事故犠牲者、大半が2両目に(読売新聞) ・「乗客580人」変わる可能性 JR西「目視の概数」(asahi.com) ・乗客が異変を感じる中、事故車内では何が(毎日新聞) ・非常事態の現場から生々しい叫び声(探偵ファイル) ・先頭車両、脱線後にバウンドして激突…死者73人に(読売新聞) ・オーバーラン、実際には40メートル=「短くしよう」、運転士と車掌 ・JR脱線事故の死者73人、3人を救出(ロイター) ・テレビ大阪東京支社代表が死亡(flash24.kyodo) ・JR西日本会見の一問一答(中国新聞) ・衝撃の1日 JR列車脱線事故ドキュメント(asahi.com) ・モニター制御装置が速度記録=非常ブレーキでデータ5秒間 ・速度など記録した車両モニター、5両目から無傷で回収 ・制限超え100キロ走行(毎日新聞) ・時速108キロでカーブ走行 尼崎JR脱線(神戸新聞) ------------------------------------------- ・脱線と白い車の関係は? ------------------------------------------- <兵庫>JR事故直前「減速する感じはなかった」 (5/19 12:26) JR福知山線の脱線事故で、事故車両に乗り合わせていた運転士が、脱線直前の状況について、「減速する感じはなかった」と証言していることがわかりました。 乗客として事故車両の6両目に乗っていた27歳の運転士は、所属するJR西労組の聞き取り調査に対し、「スピードは普段通りで、速いとは感じなかった」とした上で、「事故現場のカーブの手前にある高架道路の付近から横揺れでガタガタし、地震かと思った」などと答えています。また、1つ前の通過駅で、通常ならスピードを落とす「塚口駅」を通過した後も、脱線の直前まで「減速感はなかった」と話していて、車両が猛スピードのまま、カーブに差しかかったことを裏付ける証言になっています。この運転士は、ふだんから福知山線でも乗務し、車両や運行状況をよく知る立場です。警察はすでに運転士から事情聴取を行っていて、脱線に至る経緯を詳しく分析しています
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_05/t2005051229.html 「どないしたん」…車掌呼びかけに高見運転士応答なし JR福知山線脱線事故で、オーバーランなど相次ぐ運転ミスに不審を抱いた松下正俊車掌(42)が、車内の専用電話で高見運転士に「どないしたん」と呼び掛けたが応答がなかったことが12日、兵庫県警捜査本部の調べで分かった。捜査本部は高見運転士が運転ミスの結果、心理的に追い詰められ、応答できないほど動揺していた可能性があるとみて調べている。 調べだと、高見運転士は事故前に3つの駅でオーバーラン。停止位置を直したため、伊丹駅を1分30秒遅れで発車していた。松下車掌は相次ぐミスを不審に思い、最後尾(7両目)の専用電話を使って運転席に連絡。「どないしたん」と呼び掛けたが、返事がなかったという。
松下車掌は事故現場手前の塚口駅付近で、「車両の揺れが激しい」と無線で運転指令所に報告。運転指令は無線で2度、高見運転士を呼び出したが、この時も応答がなかった。
ZAKZAK 2005/05/12 http://www.zakzak.co.jp/top/2005_05/t2005051229.html 事故直前に不自然運転 停止超過や非常ブレーキ 尼崎JR脱線事故で死亡した高見隆二郎運転士(23)が事故直前、これまでに明らかになっていた伊丹駅以外にも、手前の宝塚駅や川西池田駅でオーバーランしたり、伊丹駅などで非常ブレーキを何度もかけるなど、極めて不自然な運転を繰り返していたことが8日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べで分かった。 不自然な運転ぶりが明らかになり、事故直前の高見運転士の心身の状態が影響した可能性も出てきた。 調べでは、高見運転士は事故のあった4月25日、宝塚駅から乗務。車庫から同駅のホームに電車を入れる際、停止位置を間違えた。定刻の午前9時3分に出発し、2つ目の川西池田駅でもオーバーランしていた。また、何度も非常ブレーキをかけ、伊丹駅で大幅に停止位置を超過した際も作動させていた。 2005年05月09日月曜日 http://www.kahoku.co.jp/news/2005/05/2005050801005988.htm <尼崎脱線事故>目撃者5人証言 衝突までの「異変の瞬間」 見慣れたはずの電車が異常なスピードで目の前を駆け抜け、脱線・転覆、マンションに激突した。兵庫県尼崎市で4月25日に起きたJR福知山線脱線事故。「車輪が30センチ浮き」「電車の裏側が見え」「スーッとマンションに突っ込んだ」……。近所の主婦や工場で働く人たちは、事故直前から衝突までの「異変の瞬間」をそれぞれの位置で目撃していた。そして、誰もが白い土煙の舞う現場へと救助に駆けつけた。目撃者5人の証言を重ね合わせ、未曽有の脱線事故にいたる直前の「数秒間」を再現する。【大場弘行、八田浩輔】 《証言1 現場北約240メートル、福知山線をまたぐ陸橋》 「えらい飛ばしとるな」。自転車を押して陸橋を渡っていた鉄工所経営、挟間(はざま)美喜雄さん(59)は、いつもと違う電車にふと目をとめた。電車がごう音を立てながら足元を通り抜けていった。
《証言2 北西約120メートル、線路西側の路上》 金属加工場の従業員、谷本英樹さん(36)は、工場前の道路から50メートル先を走る電車を見た。遠目から見ても、明らかに電車の窓が流れるスピードが速かった。「事故るんやないか」。不安が走った。
《証言3 北約90メートル、線路東側の工場前》 線路側を見ながら知人と携帯電話で話していた鉄工所経営、灰山季久雄さん(65)は、わが目を疑った。電車が「ジェット機の逆噴射のようなごう音」をたてながら通り過ぎた。そう思った途端、「ドーン」という衝突音が響いた。3年前にできたマンションの方で土煙が上がり、目の前に最後尾の7両目が止まっていた。
《証言4 北約90メートル、線路西の側道》 線路をはさんで灰山さんとちょうど反対側にいた。自転車に乗っていた男性会社員(63)は、電車に追い抜かれる際、不思議に思った。「いつもの『ゴーッ』という走行音が、フッと軽い音になった」。横を向くと、「先頭車両が斜めに傾き、内側の車輪が30センチほど浮いていた。そのまま『スーッ』とマンションに突っ込んだ」。3両目の車両が横向きになった2両目に激突。ごう音とともにガラスの破片がバラバラと飛んできた。立ち木に身を隠した。足が震えて止まらなかった。「阪神大震災で自宅が全壊したが、今回の方が怖かった」
《証言5 南西約80メートル、踏切》 踏切で電車の通過を待っていた40代の主婦は、金属がこすれるような音がしたので、何気なく電車の方を見ると、1、2両目の内側の車輪が浮いていた。いつものガタンゴトンという音もせず、「電車の裏側が見えたと思ったら、浮いて滑り込むような感じでマンションに突っ込んでいった」。鉄が焼けるにおいが辺りいっぱいに立ちこめた。すごい風と煙でよろけて転びそうになった。うめき声、叫び声が聞こえたので、遮断機をくぐって現場に向かった。
(毎日新聞) - 5月9日0時37分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050509-00000000-mai-soci 伊丹駅でも非常制動 車両の異常慎重捜査 2005/05/08 尼崎JR脱線事故で、快速電車が現場手前の伊丹駅でオーバーランした際にも、非常ブレーキが作動していたことが七日、分かった。事故直前の走行速度と同じく五両目のモニター制御装置に記録されていた。停車の際、車掌(42)は「(常用)ブレーキの利きが遅いと感じた」といい、兵庫県警尼崎東署捜査本部は、高見隆二郎運転士(23)=死亡=の操作が遅れたとの見方を強める一方、ブレーキ系統などに何らかのトラブルが生じていた可能性もあるとして、慎重に調べている。 調べによると、事故を起こした快速電車には非常ブレーキ作動時、走行速度などが記録されるモニター制御装置が、一、四、五、七両目にそれぞれ設置されていた。
このうち五両目のデータを解析した結果、事故直前以外に伊丹駅構内でも非常ブレーキが作動していたことが判明。事故直前の時速百八キロと同様、伊丹駅では同二十九キロが記録されていた。
これまでの調べで、車掌は電車が同駅構内に入った際、「(車両最後尾の車掌室で)ブレーキの利きが(いつもより)遅いと感じた」と説明。その後の非常ブレーキは高見運転士が操作したとみられるが、車掌も車掌室のブレーキハンドルに手をかけた、という。
JR西日本によると、電車は同駅を約四十メートルオーバーラン(当初は八メートルと報告)し、定刻より約一分半遅れで同駅を出発。オーバーランについて車掌は「原因がよく分からない」としているが、捜査本部は高見運転士のブレーキのタイミングが遅れたとみている。
電車は同駅を出た後、約四・三キロの直線区間を走行。事故現場のカーブに近づき、通常は時速百キロで走る地点でも制限速度の百二十キロ前後だったらしく、十分減速できないままカーブ(制限速度七十キロ)に進入したとみられている。捜査本部はカーブまでの減速状況に注目。伊丹駅到着時と合わせた二つの減速ポイントで、高見運転士の常用ブレーキ操作などに共通した問題点がなかったか調べる。
捜査本部によると、事故後、先頭車両運転席のブレーキハンドルは非常ブレーキを示す位置にあったといい、直前に高見運転士が操作したとみられている。
非常ブレーキ 事故を起こした207系は、運転台右側のハンドルを操作する8段階の常用ブレーキで制動力を調整。非常ブレーキはこのハンドルを一番奥に押し込むと作動、全車両一斉に空気圧を利用したディスクブレーキがかかる。完全に停車するまで解除できない。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/00001329sg200506081000.shtml 尼崎の運転士やりとり(1) JR西日本 JR西日本によると、救助活動をしなかった尼崎電車区の運転士と上司のやりとりは次の通り。 ▽4月25日午前9時44分ごろ 運転士 電車が脱線しています。その中にいます。 上司 電車が脱線しているのですか。今日は何時出勤ですか。 運転士 14時9分です。 上司 まだ時間があるので、遅れないで来てください。 運転士 はい。 First upload: 5月4日21時53分 http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005050401004016_Detail.html --------------------------- 森ノ宮の運転士やりとり(2) JR西日本 JR西日本によると、救助活動をしなかった森ノ宮電車区の運転士と上司のやりとり要旨は次の通り。 【上司の説明】
▽4月25日午前9時20分ごろ
運転士 乗っていた電車が脱線しました。 上司 どこですか。 運転士 宝塚線、塚口を出たところです。 上司 けがは。 運転士 別に大丈夫と思います。 上司 出勤経路、阪急もあるけど、状況は分かりますか。 運転士 …。 上司 状況分かれば連絡ください。 ▽9時25分ごろ 運転士 もうめちゃめちゃです。 上司 もう一度聞きます。けがは。 運転士 大丈夫です。 上司 先頭車両に乗車してたんですか。 運転士 いいえ、中間で4両目だったと思います。 上司 脱線状況は。 運転士 前の方がめちゃめちゃですわ。 上司 本当にけがないんですね。 運転士 はい。10時31分出勤できそうにありません。 上司 分かりました。その後状況分かれば連絡ください。 運転士 はい。 ▽9時半ごろ 運転士 これから阪急電車に向かいます。 上司 下車できるんですね。 運転士 もう下車しました。 上司 大阪着いたら連絡ください。 運転士 はい。 【運転士の説明】 ▽9時20分ごろ 運転士 脱線して行かれないかもしれない。 上司 けがはないのか。 運転士 けがはない。 上司 状況はどうですか。 運転士 (返答せず電話を切る) ▽9時25分ごろ 運転士 脱線して負傷者が多数いる。 上司 (返答は覚えていない) ▽午前9時半ごろ 運転士 阪急電車を使って行きましょうか。 上司 はい。 【双方の話】 ▽9時58分ごろ 運転士 大阪に着きました。今から環状線に乗ります。 上司 分かりました。 First upload: 5月4日21時55分 http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005050401004017_Detail.html 対向特急あわやの緊急停止、偶然の発光機作動…尼崎 兵庫県尼崎市のJR福知山線で快速電車が脱線した事故で、直後に現場を通過予定だった対向の下り特急電車が、偶然作動した踏切の異常を示す特殊信号発光機に気付き、現場の手前約100メートルで緊急停止していたことが30日わかった。 あと5秒遅ければ、二重事故を招いた恐れがあったという。この特急電車の運転士は、事故を起こした快速電車の車掌や、指令所より早く、付近の列車に停止を命じる緊急通報をしていた。踏切は現場の南西約50メートルにあり、事故後、JR西日本が調べたが、発光機が作動した原因はわかっていない。
同社によると、緊急停止したのは、新大阪発城崎温泉行き特急「北近畿3号」(4両、乗客約150人)で、脱線事故の発生とほぼ同時刻の4月25日午前9時18分に尼崎駅を出発した。
約2分後、踏切手前約250メートルを走行中、踏切脇に設置された発光機の赤色灯が点滅しているのを、運転士が発見。非常ブレーキをかけるとともに、運転台の「防護無線機」のボタンを押し、半径約1キロ内を走行中の全列車に緊急停止を命じる信号を発した。
北近畿は踏切の手前約50メートルで停車。脱線した快速の後続だった篠山口発大阪行き快速(6両、乗客約800人)はこの信号を受け、現場の手前約300メートルで緊急停止し、別の1本も直ちに止まった。
北近畿の運転士は脱線事故について「非常ブレーキをかけたあとに気付いた」と話しており、JR関係者は「発光機が作動していなければ、事故に巻き込まれたかもしれない」と指摘している。現場は急カーブで見通しが悪く、脱線した快速の後続にも追突の危険があったという。
北近畿の運転士が防護無線機の信号を発したころ、福知山線の運行を管理する新大阪総合指令所は、事故車両の車掌から「急ブレーキで停車した」との一報を受け、状況を聞き取っている最中だった。事故からすでに約2分が経過していたが、同社は「車掌は7両編成の最後尾にいたため、すぐに脱線と気付かなかったようだ」と説明。指令員は北近畿の運転士から連絡を受け、付近の列車が停止していることを確認したという。
発光機が作動した経緯について、JR西日本は、〈1〉事故の影響で周辺の信号が故障した〈2〉人が遮断機を乗り越えて踏切を渡った――などが考えられるとしている。 (読売新聞) - 5月1日3時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050501-00000001-yom-soci 尼崎事故「横倒しで激突」目撃者が証言 JR福知山線の脱線事故で、電車が現場の右カーブに入ったところで、1両目が左に傾き、直後に横倒しになったことが30日、目撃者の証言でわかった。 電車は横倒しのまま滑るようにマンションに激突したといい、「転覆脱線」とほぼ断定した国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調査内容を裏付ける格好となった。
目撃したのは尼崎市内の主婦(20)。当日の午前9時過ぎ、子供を保育園に送るため、自動車で自宅を出て、事故の直前、現場の南西約50メートルにある踏切で、南下してくる快速電車の通過を待っていた。
ところが、電車がカーブに入った際、大きな音がし、1両目下部から火花が出ていた。同時に車体が左側に傾いて、そのまま横転、砂煙を上げて直進し、マンションに激突したという。
また、衝突現場の北約100メートルで、線路と並行して走る道路を、自転車で南に向かっていたタクシー運転手の男性(63)も目撃していた。
「車両がどんどん左に傾き、片方の車輪が浮いたまま、カーブを曲がり切れず、直進した。カーブに差しかかると、突然、電車の音が小さくなった。ブレーキ音は聞こえなかった」と話している。片輪が線路から離れたため、音が小さくなったとみられる。
(読売新聞) - 5月1日3時4分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050501-00000201-yom-soci 車掌「脱線しそう」と連絡 現場1キロ前、指令所に 兵庫県尼崎市のJR福知山線で快速電車(七両編成、乗員乗客約五百八十人)が脱線し、乗客ら百六人が死亡した事故で、電車が現場から約一キロ手前の塚口駅付近を走行中、車両の激しい揺れを感じた車掌(42)が、JR西日本の総合指令所に「脱線しそうだ」などと連絡していたことが二十九日、兵庫県警尼崎東署捜査本部の調べで分かった。ここは直線区間(制限速度百二十キロ)で、捜査本部は事故現場のカーブに差し掛かる前に、すでに脱線の兆候があったとみて、直線区間やカーブ進入時の速度を詳しく調べている。 調べでは、車掌は伊丹駅で快速電車がオーバーランした後、高見隆二郎運転士(23)=死亡=から車内連絡電話で「(戻す距離を)まけといてくれ」と頼まれ、正規の停止位置まで戻さずに電車を発車させた。
オーバーランの距離について、JR西日本は当初八メートルと発表。その後、これが車掌の虚偽申告だと分かり、約四十メートルに訂正したが、車掌は「二十メートルほどだった」と供述しているという。
その後、電車は事故が起きた半径三百メートルのきつい右カーブに差し掛かる手前まで約四・三キロの直線区間を走るが、車掌は「いつもより速すぎるんじゃないかと思った」と証言。さらに伊丹駅でのオーバーランで新大阪総合指令所への報告や、おわびの車内アナウンスなどに追われる中、塚口駅付近で「車両がガタガタ揺れ始めた」ため「指令所に『脱線しそうです』と伝えた」と説明しているという。
この直後、総合指令所が二度にわたり高見運転士に無線で呼び掛けたが、応答はなかったという。JR西日本は無線連絡を「オーバーランについて事情を聴こうとした」などと発表しているが、関係者によると、実際は脱線の危険性や速度などを急いで確認しようとしたらしい。
車掌の供述について同社広報室は「事実確認を急いでいるが、現段階では対応できない」と話している。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050430/mng_____sya_____009.shtml 脱線前オーバーランは50m?複数の乗客が証言
兵庫県尼崎市のJR福知山線で脱線事故を起こした快速電車が、直前に停車した伊丹駅でオーバーランした距離について、複数の乗客が「JR西日本が明らかにしていた40メートルではなく50メートル以上だった可能性が強い」と証言している。 この問題では、亡くなった運転士と車掌が口裏合わせしてオーバーランの距離を「8メートル」と虚偽報告、その後、JR西日本が「40メートル」に訂正していた。
証言したのは、兵庫県伊丹市の女子大生ら。女子大生は快速電車の3両目のほぼ中央に乗車しており、「伊丹駅に停車した時、目の前にホームがなかった」と話している。
快速電車は1両の長さが約20メートルで、この証言通りなら、少なくとも50メートルがホームからはみだしていたことになる。JR西日本は「正確な距離の確認方法がなく、伊丹駅での行き過ぎはあくまで約40メートルと考えている」としている。
(読売新聞) - 4月30日10時15分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050430-00000101-yom-soci 「ゴー」という音消え脱線 事故目撃者が詳細証言
兵庫県尼崎市のJR福知山線で起きた快速電車の脱線事故を目撃したタクシー運転手の男性(63)=尼崎市=が30日までに「『ゴー』という通過音が突然小さくなり、前の車両が(現場の右カーブを)左側に傾いたまま走行して(線路脇の)マンションに突っ込んだ」と詳細に証言した。 尼崎東署捜査本部は制限時速(70キロ)を大幅に上回る100キロ超でカーブに進入し、遠心力などで車体が傾いたのが脱線の主要因とみて捜査。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会も転倒しながら脱線する「転倒脱線」とみており、両者の見方を裏付ける証言と言えそうだ。 男性によると、事故が起きた25日午前9時20分ごろ、線路と並行する西側の道路を自転車に乗って通行していた。後方から来た電車の通過音が「ゴー」といういつも聞いている音から急に小さくなり、何かが風を切るような「スー」という音になった。 (共同通信) - 4月30日5時54分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050430-00000012-kyodo-soci JR脱線事故 直前に非常制動 先頭車両のモニター回収
兵庫県尼崎市のJR脱線事故で、事故車両の速度などの運行データが記録された「モニター制御装置」を分析した結果、電車が脱線直前に非常ブレーキをかけていたことが二十九日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べで分かった。事故調は新たに、先頭車両の運転席から別の制御装置も回収。先頭車両の状態が記録されているとみられ、既に回収・解析している別車両の同様装置のデータと合わせ、原因究明の詳細な調査を進める方針だ。 事故車両は、モニター制御装置を一両目のほか四、五、七両目に搭載。四両目の装置からはデータが回収できなかったが、五、七両目から装置を回収、データ解析を進めている。
データの解析からは、事故車両がカーブ進入直前、制限速度を大幅に上回る時速百八キロという高速を出していたことが分かっている。複数の乗客らが、急減速時の衝撃を感じたと証言。速度超過でカーブに進入し、急ブレーキをかけたことで、バランスが崩れて脱線したとみている兵庫県警の捜査本部の見方を裏付けることになり、さらに詳細に調べる。また、事故調が現場周辺の鉄道施設の破壊状況を調べた結果、現場の線路の進行方向左側にある電柱に、快速電車が脱線した際にできたとみられる傷があったことが判明。事故調は、電車がカーブで大きく左に傾いて脱線していったとの見方を裏付ける重要な物証とみている。
事故調によると、この電柱は、現場で止まっている事故車両の最後尾七両目の左側にある。三・七メートルの電車が左側に傾いた状態ぐらいの、地上から高さ約二・五メートルの個所に傷があった。事故調は、右カーブに高速で進入、車体が左傾した際に接触してできた可能性が高いとしている。
一方、県警の捜査本部は事故の背景に、過密ダイヤの運行管理体制のほか、新型ATS(列車自動停止装置)や脱線防止ガードの未整備など、JR西日本の甘い管理体制も事故を誘発した要因との見方を強め、運行・施設管理部門の過失の有無についても捜査、業務上過失致死傷容疑での立件を視野に関係者からの聴取を進めている。
(産経新聞) - 4月30日3時16分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050430-00000002-san-soci <尼崎脱線事故>1両目にいた久田記者 事故前後を再現
107人が死亡した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、大破した1両目車両に、毎日新聞大阪経済部の久田宏記者(30)が乗っていた。久田記者は25、26日と通院し、頭部や顔面打撲の後遺症の心配はほぼないと診断されたが、仕事にはまだ復帰していない。事故からまもなく1週間。ようやく断片的によみがえってきた記憶をもとに、事故発生前後を再現した。 ◇ゆっくりと傾いていく… 25日朝、JR川西池田駅から快速電車に乗った。いつものように、降車後、仕事場に行くのに都合のいい1両目だ。空席はなく、最後部ドアのやや前、進行方向右側に立った。パソコンバッグを網棚に置き、右手でつり革をつかんだ。 伊丹駅に着いた。「行き過ぎたんじゃないか」。近くの乗客の声で振り返ると、いつも伊丹駅を過ぎたところで見える集合住宅が目に入り、オーバーランしたと気付いた。「車両が行き過ぎました」という車内アナウンスの後、バックして定位置に戻った。バックするスピードはゆっくりではなかったが、そんなに速いとも感じなかった。
伊丹駅発車後、考え事をしていてよく覚えていないが、スピードは異常というほど速いとは感じなかった。福知山線の快速は時間調整のためにけっこう速く走ることをこれまでも何度か経験していた。普段遅れているときと同じように急いでいるなという程度の印象だった。
車両が不自然に左右に揺れて、現実に引き戻された。「ポイントを通過したにしては揺れが激しい」。急に不安が広がり、後方に目をやると、1両目が2両目の車体より外側にゆっくりと傾いていく光景がスローモーションで目に入った。車内に「ウオー」と声にならない悲鳴が響く。
「事故になる!」。全身に力が入った。次の瞬間、車両が何かに打ちつけられた。レールではない場所を動いているという感覚は一瞬あったが、事故時の記憶はそこまでしか残っていない。
気がつくと、私は右手1本でつり革にぶらさがっていた。夢中で放さなかったのか、硬直して離れなかったのかは分からない。ただ、反対側のつり革をつかんでいたら、横転して地面と接触した電車の左側面にたたきつけられていただろう。
周囲は暗かった。前方にわずかに差し込んでいた光の中、自分の鼻から2本の筋となって鼻血が噴き出しているのがわかった。「鼻を打ったか」と直感したと同時に「生きている」と安堵(あんど)感がわいた。痛みは感じなかった。つり革を離すと、両足で着地できた。両手足も無事だと実感した。
周りには、両手が辛うじて伸ばせる程度の空間があった。眼鏡が吹き飛んでいたため、はっきりとは見えなかったが、空間に奥行きはなく、絡み合った金属に囲まれているような印象だった。
斜め上から差し込む光の方から足元付近まで、格子状に穴の開いた薄い鉄板が45度ぐらいの角度で延び、女性がよじ登っていた。「脱出できる」と直感し、両手で鉄板をつかみ足をかけて、女性の後に続いた。鉄板は駐車場の一部で、車両の窓から突き刺さっていたのではないだろうか。
絡み合っている鉄骨やパイプの間に、私の体(177センチ、79キロ)がようやくくぐりぬけられるすき間があった。このころになって初めて、車内の奥から声にならない悲鳴、泣き声がすることに気付いた。すき間から出るときにスーツの左肩が金網に引っかかった。無理やり伸び上がると、スーツは破れたがすき間から抜け出せた。足を踏み出したところはアスファルトだった。
振り向くと、もつれ合う鉄骨の中に傾いた自動車が何台もあった。見上げるとマンション。「電車に乗っていたのに、なぜこんなところから出てきたんだろう」と思った。別の若い女性が、私が登ってきた下の付近にいたので「落ち着いて登って」と声をかけ、手を取って引き上げた。続いて若い男性も引き上げた。
近くの人が集まってきたので救助を任せて、駐車場前の敷地の端に座っていると、タオルや氷を持ってきた人に「頭から血が出ていますよ」と声をかけられた。渡されたタオルを頭頂部付近にあてると、血がべったりつき、頭を切っていることに初めて気付いた。傷は10センチ、全治3週間の診断だった。
◇車内の様子
先頭車両は定員150人で、事故当時、座席はほとんど埋まり、立っている乗客はまばらな込み具合だったという。脱線した後はマンション1階立体駐車場に突っ込み、長さ20メートルの車体は半分の10メートル前後に押しつぶされた。死者の約3割は1両目の乗客とみられ、床の鉄板を破って地下部分にめり込んだ先頭部分に犠牲者が多いとみられる。 ◇事故にどう向き合えばいいのか
私が助かったのは、運が良かったと言うしかないのかもしれない。しかし、そう考えるとかえって死を意識して、家族がたいへんだろう、悲しませてしまう、などの思いがこみ上げてくるので、今はあえて考えないようにしている。ただ、乗り合わせた新聞記者として、事故を記録しておくのは、最低限の使命であると思い、思い出す限りのことをつづった。だが、この事故にどう向き合えばいいのか、まだ考えはまとまっていない。 (毎日新聞) - 5月1日0時29分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050430-00000092-mai-soci 先頭車の急減速で玉突き 尼崎JR脱線事故
兵庫県尼崎市のJR福知山線で25日に起きた快速電車の脱線事故で、最初に脱線した先頭車両が急ブレーキなどで減速、後続車両が玉突き状態を起こしたことが28日、県警尼崎東署捜査本部の調べで分かった。 車列はジグザグ状態になり、2両目が車体の真横からマンションに激突。「く」の字に曲がって大破し、多くの被害者を出す結果につながったとみられる。 県警は27日深夜から未明にかけて新たな死者を確認、死者数は97人と100人に迫った。
県警によると、大破した先頭車両の中に、現在も10人前後が取り残されているとみられ、そのうち数人の搬出作業を続けている。
(共同通信) - 4月28日7時56分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050428-00000016-kyodo-soci JR脱線事故 「乗り上がり脱線」か レールに線状の傷
兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、現場レール上に、細かい傷が数メートルにわたって残っていたことが二十七日、兵庫県警捜査本部の調べなどで分かった。脱線防止のための車輪内側の突起「フランジ」が乗り上がった「フランジ痕」とみられ、「乗り上がり脱線」の可能性が強まった。非常ブレーキで車輪がロックしたことなどで強い遠心力が働き、右側車輪が宙に浮いてレールを飛び越え、横転したままマンションに激突したとみられる。事故の死者は、計九十七人が確認され、犠牲者は百人を超える恐れが高まった。 捜査本部では、脱線時の状況について、乗客から「脱線直前、先頭車両が左側にねじれ、傾いていた」との証言を得た。この証言と現場の状況や進入速度などから、電車は高速状態でカーブに進入、急ブレーキをかけ、車輪がロックしたことなどで脱線。車両全体が左に傾き、先頭部分の右側車輪が宙に浮いたままレールを飛び越え、直線距離で約五十七メートル先にあるマンションを直撃した可能性が高まった。
これまでの調べやJR西日本によると、脱線した電車の最後尾が停止していた位置の後方約五メートル付近の左側レールを中心に、車輪が石を踏みつぶした際に生じる「粉砕痕」とみられる複数の白い粉が残っていた。
その後の調べで、粉砕痕付近から約十一メートル先にある枕木とボルトについていた「脱線痕」と呼ばれる傷との間のレール上に、線状の細かい傷が数メートルにわたって続いていることが判明。脱線の起点になった可能性もあるとみて因果関係を調べている。
この傷はフランジがレールに乗り上げた際についたフランジ痕とみられる。平成十二年三月の地下鉄日比谷線脱線事故でも、約七メートルのフランジ痕が見つかり、原因究明の手がかりとなった。
一方、事故調査委員会は原因について、「レールなどに問題はなかった」と指摘。JR西日本が主張するレールへの「置き石」については、「断定できない」として慎重な姿勢を崩しておらず、事故は制限速度の七十キロを大きく上回る百八キロというカーブへの進入速度や急ブレーキのタイミングなど複合的な要素がからみ合った結果とみて、運転士の心理状況などを詳しく調べる。 死者は男性五十四人、女性四十三人の計九十七人が確認された。負傷者は四百五十八人。
(産経新聞) - 4月28日2時49分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050428-00000001-san-soci 伊丹駅から事故現場まで、平均120キロで走行
JR福知山線の脱線事故で、事故を起こした快速電車は、オーバーランした前の停車駅・伊丹駅を1分半遅れで発車後、事故現場までの4・3キロ間だけで通常のダイヤ運行より1分早く走行、遅れをほぼ取り戻していたことが27日、JR西日本などの調べでわかった。 この間の平均速度は計算上、通常の時速88キロを30キロ以上上回る約120キロという高速運転だったことが判明。同電車の高見隆二郎運転士(23)が遅れを取り戻そうと心理的に追いつめられていた可能性があり、県警捜査本部(尼崎東署)は運行状況の解明を進める。
JR西日本によると、伊丹駅から事故現場の急カーブまで、快速電車の通常ダイヤでは2分55秒かかる。同社が事故当日の運行状況を調査した結果、25日午前9時16分20秒に伊丹駅を発車し、同18分ごろ脱線事故を起こしていたことを確認。約1分15秒短縮していたことがわかった。この間、直線の制限速度は120キロ、現場カーブの制限速度は70キロ。加速には一定の時間がかかることなどから、JR関係者は「直線では120キロ以上の速度が出ていた計算になる」と指摘している。
同社はこれまで事故車両の「207系」について「設計最高速度は120キロで、それ以上の速度は出ない」と説明していたが、同社がダイヤの作成に使うシミュレーションソフトで改めて計算したところ、「130キロの速度での走行が可能」との結果が出たという。
事故直前にオーバーランを起こした高見運転士の心理について、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の委員も「23歳の若さ。自分たちの経験から言っても『しまった』と思うはず」と推察している。
(読売新聞) - 4月27日14時32分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000004-yom-soci 脱線事故犠牲者、大半が2両目に
JR福知山線の脱線事故では、これまでに死亡が確認された乗客91人のうち70人前後が2両目に集中している。1両目の被害状況は不明だが、兵庫県警はマンション外壁に激突したため、2両目で甚大な犠牲者を生んだとみている。 尼崎市消防局によると、3、4両目の死者は「多くても数人」とみられる。事故当時、電車には約580人が乗車していたとされ、1両あたり80人強の乗客がいたとすると、2両目の乗客のほとんどが死亡したことになる。
事故では、2両目が線路沿いのマンション1階北西角の外壁に激突し、車体は「く」の字の形に折れ曲がり、車体の幅は約50センチにまでひしゃげ、屋根と車軸がほとんどくっついた状態となった。1両目は、マンション1階の立体駐車場に横転した格好で突入していた。車両の上には大破した乗用車が何台も覆いかぶさり、車を載せる鉄製床板がめり込むなどしたが、車両の中にはすき間ができ、自力ではい出した乗客もいた。
一方、事故現場で救助活動にあたった医療関係者によると、乗客の死因は大半が圧迫死と内臓破裂や脳挫傷などで、より前部の車両から発見された遺体ほど損傷が激しかった。
(読売新聞) - 4月27日14時37分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000106-yom-soci 「乗客580人」変わる可能性 JR西「目視の概数」 2005年04月27日12時23分
犠牲者が100人を超える恐れが出てきたことで、JR西日本が発表している約580人という脱線した快速電車の乗客数自体が見直される可能性もある。 同社はダイヤ編成に役立てるため、車掌が目視で乗客数を数え、あらかじめ定められた駅にその数を書いた紙を置く仕組みがある。同社は「指令所を通じて乗客数を把握するとともに、実際に数えた車掌からも聞き取ったうえで公表した」と説明しており、「約580人」という数字は目視で数えた概数にすぎないとしている。
県警と尼崎市消防局によると、26日までに判明した負傷者の数は456人。死者数を合わせると発表されている事故列車の乗客数に近づく。死傷者数はさらに増える可能性があり、後部の車両に乗っていてけががなかった人などを合わせると580人を超える可能性がある。
http://www2.asahi.com/special/050425/OSK200504270040.html <尼崎脱線事故>乗客が異変を感じる中、事故車内では何が
JR福知山線の脱線事故は、伊丹駅でオーバーランをしたわずか6分後に起きた。多くの乗客が異変を感じる中、電車は時速100キロ前後の速度でカーブに入って脱線した。運転指令の呼び出しにも応答しなかった運転士。車内では、何が起きていたのか。 高見隆二郎運転士(23)は25日、大阪市鶴見区のJR片町線放出(はなてん)駅近くにある乗務員宿泊所で目覚めた。前日24日は午後2時から同11時までの乗務。4日間で2度目の泊まり勤務で、25日も午前6時48分から運転業務に就いた。
朝のラッシュも一段落した兵庫県宝塚市の宝塚駅。高見運転士が運転席に座り、午前9時3分、同志社前行き快速電車が定刻通りに出発した。しばらくして早くも異変を感じた乗客がいる。4両目にいた阪神電鉄勤務の女性(59)は「スピードが出ていた。ゴーとかキーとかいっていた」と振り返る。
9時14分30秒、伊丹駅到着。定刻通りだが、停止位置を約40メートル行き過ぎた。車両にして2両分のオーバーラン。1両目後部に立っていた毎日新聞経済部の久田宏記者(30)によると、近くの会社員らしき2人が「何やってんだ」と声を荒らげた。
松下正俊車掌(42)は、高見運転士から車内電話で「停止位置を直す」と連絡を受け、車内放送で乗客に後退を伝えた。電車は定位置にバックし、同駅出発は9時16分20秒。定刻から1分30秒遅れとなった。
発車直後、オーバーランによる遅れを運転指令に報告するため、高見運転士と松下車掌は車内電話で連絡を取る。昨年6月にオーバーランで訓告処分を受けていた高見運転士から「(オーバーランの距離は)少し短くなるように」と言われ、松下車掌は受け入れた。9時17分、松下車掌が運転指令に無線で虚偽報告した。「伊丹駅で停止位置不良発生。約8メートル行き過ぎ、後退後、約1分30秒遅れで発車」
通過駅の塚口駅にさしかかったころ、運転指令がオーバーランについて確認するため、高見運転士を2度、無線で呼び出した。応答はない。この段階で、異変を感じる乗客はさらに増えていた。
「塚口駅近くのカーブでスピードが出過ぎて、曲がりきれないと思った。車輪が浮いていたかもしれない」と、通学途中の学生(20)。2両目にいた兵庫県川西市の会社員、柴垣篤さん(33)も「遅れを取り戻そうと急いでいるようだった。いつも減速する塚口駅付近のカーブで、減速しなかった」と証言する。塚口駅通過は定刻と比べ、「システム上1分遅れ」。これは1分から1分59秒遅れたことを示すもので、伊丹駅での遅れを取り戻せていたのかどうかは分からない。
このころ、松下車掌は乗客からオーバーランに対する苦情を受けていた。9時18分ごろ、松下車掌は「次は尼崎です。電車が遅れたことをおわびします」と車内放送した。
塚口駅の中央部から981メートル先。半径300メートルの急カーブが始まる。「電車がカーブにさしかかった時に、衝撃音と悲鳴が聞こえた」と、1両目にいた三田市の会社員、矢野克さん(42)。西宮市の女性会社員(26)は、4両目で座席に座っていた。「1回、前に引っ張られるような感じがした後、激しく前に飛ばされた。思わず隣の人にしがみつき、座席にすがった。いつもはカーブで減速するのに、スピードが出たままだった」と話す。
3両目にいた三田市の女性(23)は「がたがたと上下に揺れ、カーブで立っている人が倒れ始めた。車内は土ぼこりが舞い上がり、女性客の悲鳴が響いた」と振り返る。久田記者によると、車掌のおわび放送から約1分後、1両目と2両目の連結部分が約30度ほどゆっくりとねじれ、「これは大変だ」と思った瞬間、脱線による大きな衝撃を受けたという。
カーブ開始地点から脱線痕のある場所までは71メートル。3両目後方に座っていた会社員(53)は「普通より少し大きい程度の横揺れが、すごい揺れになり、ガーっと脱線した感じ」と言う。伊丹市の建築業、豊田広さん(57)は「ブレーキをかけた感じはしなかった。急に『ドカーン』と音がしたと思ったら、人が重なって倒れてきた。座っていた人は座席に挟まれ、私は立っていたから人がクッションになって助かった。隣の人は顔が血まみれだった」と話す。
1両目と2両目は、塚口駅から1109メートルに建つマンションに突っ込んだ。高見運転士は閉じ込められた。松下車掌は無線が通じないため、事故が起きた9時20分以降、携帯電話で運転指令に脱線を報告。9時23分、状況確認のために電車から降りて前に行くよう指示を受け、松下車掌は移動を始める。9時26分から32分にかけて、松下車掌は大惨事の一端を指令に伝え始めた。「お客様に多数の負傷者あり」「運転士の所在は不明」
乗客は、自力で懸命に脱出した。豊田さんは「ちぎれたドアから無我夢中で外に出た」という。柴垣さんは「どうやって電車から出たか分からない」と話す。4両目にいた大阪工業大の学生(21)は「『この子を助けて』という女性の声がした。自分の上には数人が乗っており、気付いたら胸に上から血が流れてきて驚いた」と話す。
JR西日本から近畿運輸局に事故の一報が入ったのは、午前9時半過ぎだった。
【阿部浩之】 (毎日新聞) - 4月26日23時33分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000120-mai-soci 非常事態の現場から生々しい叫び声 http://www.tanteifile.com/tamashii/scoop_2005/04/26_01/index2.html
先頭車両、脱線後にバウンドして激突…死者73人に 兵庫県尼崎市のJR福知山線で25日朝、宝塚発同志社前行き快速電車が脱線した事故で、電車の先頭車両が線路沿いの電柱に接触し、敷石上をバウンドしたような跡があることが26日、県警捜査本部(尼崎東署)の調べでわかった。 猛スピードを出した先頭車両が浮き上がった状態で、線路脇のマンションに突っ込んだとみられる。県警は同日朝からJR西日本大阪支社(大阪市阿倍野区)など関連施設8か所に出向き、運行記録などの任意提出を受けた。一方、26日未明から早朝にかけての作業で、大破した1両目から3人が救出されたが、遺体も相次いで収容され、同日午前10時半現在、死者は計73人、負傷者は441人になった。
1両目の車内にはまだ人が残されているとみられ、高見隆二郎運転士(23)も閉じ込められているのが確認されたという。
調べによると、事故で停車した最後尾7両目の車両近くのコンクリート製電柱が、電車の進行方向に鋭くえぐれて変形していることが判明。電柱はレールから約3メートル離れており、このすぐ手前の枕木などに傷があることなどから、県警は、この地点で電車が脱線し、直後に電車の先頭部分が電柱に接触したと断定した。
脱線跡は、電柱付近の線路脇の敷石をえぐるように数メートルにわたって残っていたが、本来、深くなっていくはずの跡は、逆に浅く点在するような状態になって激突したマンションに向かっているという。
捜査本部は、電車が減速しないまま制限速度の70キロをかなり上回るスピードでカーブに進入し、曲がりきれずに脱線。電柱への接触なども加わって車体が浮き上がったとみている。
一方、JR西日本は、事故現場に残されていた石が砕けたような白い粉砕痕を重視。「置き石」があったとみており、脱線事故につながった可能性もあるとしている。
粉砕痕は、脱線した地点から手前11メートルのカーブ外側のレール上で始まり、断続的に続いていた。枕木付近には、粉々に砕けた石が散乱。石の大きさなどからこぶし大の敷石がレール上に置かれたとみている。もう少し大きい石の場合、先頭車両の車輪前に取り付けた排障器にはじき飛ばされるケースがほとんどという。
快速電車の約4分前に現場を通過した特急「北近畿」など、事故前に5本の電車が現場を通過した際には、置き石はなかったとしているという。
現場付近は約20メートルにわたって線路沿いのフェンスがなく、出入りは自由。しかし捜査本部は、前の特急が通過した後の約4分間に置き石すること自体が不自然で、目撃者も見つかっていないとしている。
この事故で亡くなったのは、男性41人、女性32人に上っており、1963年11月、横浜市の国鉄東海道線で、脱線した貨物列車に列車が乗り上げるなどし、161人が死亡、120人が負傷した事故以来の大惨事となった。捜査本部によると、死者の大部分はマンションに衝突した1、2両目に集中し、ほとんどの人がほぼ即死状態だったという。
マンションにめり込んだ1両目での救助作業は徹夜で行われ、26日午前0時5分、兵庫県西宮市の大下裕子さん(46)、同2時44分、同県伊丹市の近畿大1年山下亮輔さん(18)、同7時7分、同市の同志社大2年林浩輝さん(19)が、レスキュー隊に救出された。
(読売新聞) - 4月26日11時53分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000005-yom-soci オーバーラン、実際には40メートル=「短くしよう」、運転士と車掌−JR西
兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、JR西日本は26日、脱線した快速電車は1つ前の伊丹駅を実際には、車両約2両分に当たる40メートル、オーバーランしていたことが分かった。同社が会見で明らかにした。同社はこれまで、オーバーランは8メートルとしていた。 同社によると、オーバーランを起こした後、運転士と車掌が車内連絡電話で打ち合わせ、運転指令には車掌が8メートルと報告していた。
車掌によると、運転士は「少し短く(オーバーランの距離を)報告しよう」と言ったという。
(時事通信) - 4月26日11時2分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000307-jij-soci JR脱線事故の死者73人、3人を救出
[尼崎 26日 ロイター] 25日午前に兵庫県尼崎市内のJR福知山線で起きた脱線衝突事故の死者が73人に達した。 一方、26日朝までに新たに3人が救出された。クレーンや建設用重機などが用意され、車両撤去の準備が進んでいる。車両内などに残された人数などは不明で、23歳の運転手も引き続き行方不明。
NHKによると、警察は近くJR西日本の家宅捜索を行い、事故原因を究明する方針という。
(ロイター) - 4月26日10時58分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000652-reu-bus_all 「普段より速度出した」 車掌が兵庫県警の聴取で 【10:05】 尼崎JR脱線事故で、事故を起こした電車の車掌が、兵庫県警の事情聴取に対し「普段より速度を出して走行していた」と話していることが分かった。
テレビ大阪東京支社代表が死亡 JR脱線事故
【09:59】 テレビ大阪は26日、尼崎のJR脱線事故で同社の小杉繁東京支社代表(57)が死亡したと発表した。妻靖子さん(59)の行方が分からなくなっており、一緒に事故に遭った可能性が高いという。 http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=FLASH JR西日本会見の一問一答
JR西日本が25日行った会見の一問一答は以下の通り。 垣内剛社長 本日午前9時18分ごろ、JR福知山線尼崎−塚口間で脱線事故が起きた。何よりもまず、負傷されたお客さまの救援に全力を尽くす。亡くなった方やご遺族の心中を察するに鉄道事業者として申し訳ない気持ちでいっぱい。お客さまへの対応と、ダイヤ復旧に全力を尽くす。 −事故状況について。
村上恒美・安全推進部長 先頭車両が近隣のマンションに激突した。負傷者は8カ所の病院に搬送された。現場はカーブで、70キロ以下の速度制限がある。車両は207系の7両編成。運転士は乗務歴11カ月の23歳で、車掌は経験15年の42歳。 −乗用車は脱線してから車と衝突したのか。
村上 判明していない。事故と車との因果関係については調査中。
−直前の伊丹駅でオーバーランしたようだが。
村上 停車位置を8メートル過ぎたらしい。修正を行い、1分半の遅れが出た。塚口駅を1分遅れで通過した。
−制限速度を超えたか。
村上 速度は把握できていない。ブレーキをかけたかも分からない。
−電車の遅れについて、修正するよう指令があったか。
村上 分からない。
−脱線が起きる速度は。
村上 設計上約133キロ。これ以上になると脱線の可能性がある。運転士は2004年6月8日に片町線下狛駅で100メートルのオーバーランを起こしている。(1両目、2両目の)どちらが前後か分からないが、マンションの壁などにぶつかった。3両目の前方と4両目の間で180度折れ曲がっている。
−事故の一報は。
指令と車掌とのやりとりが残っている。車掌が伊丹駅でオーバーランの状況報告を無線と携帯電話で報告中発生した。
−内容は。
三浦英夫運輸部長 午前9時17分57秒、無線で「伊丹駅でオーバーランがありました。1分30秒遅れて走行しています」。やりとりの最中、JRの専用携帯で「今、脱線事故です」との連絡があった。
−線路に異常は。
担当者 事故後調査したが、当該区間はデータ上、異常はなかった。
村上 1分30秒遅れとの報告後、指令から運転士に呼び掛けたが応答していない。携帯で指令に「急ブレーキがかかって停車した。なぜか分からない」と。レール上に石の粉砕痕を確認した。事故との関係は不明。
−場所は。
担当部長 7両目の約5メートル後ろ。進行方向左側のレール。車輪によって粉砕されたような白い粉がある。
−枕木に傷は。
担当部長 現時点では粉砕痕のみ。
−現場のカーブに脱線防止レール設置義務は。
担当部長 低速の場所で整備し、70キロの場所では設置されていない。
−前の列車が通過してからの時間は。
担当部長 ダイヤ上は約3分前。8時55分までさかのぼって調べたが、異常はなかった。
−4分半の間に置かれたのか。
三浦 何かあればそういう可能性が大。
−脱線時に巻き込んだ可能性は。
担当部長 理屈上は想定されるが分からない。人が入れる場所は、近くにある。
−運転士の健康状態は。
三浦 運転前に点呼するがそういう話はない。睡眠時無呼吸症候群の疑いはなしと聞いている。
−運転士の入社は。
担当部長 2000年4月。
−前回のオーバーラン後の研修は。
担当部長 6月9日から延べ13日間、日勤教育し、現場長から問題ないということで再度乗務についている。
−慣れた運転区か。
三浦 11カ月経過し慣れていると思う。
−適性検査などはないのか。
三浦 適性検査をして合格した社員しか乗務員になれない。
−車掌が警察の調べに「いつもよりスピードが出ていた気がする」と言っている。
村上 指令とのやりとりでは出ていない。
First upload: 4月25日22時13分 http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005042501004780_Detail.html 衝撃の1日 JR列車脱線事故ドキュメント(25日) 2005年04月26日08時44分
25日 9・03 JR宝塚駅を同志社前行き上り快速列車が出発。
9・14 兵庫県伊丹市のJR伊丹駅で同列車が約8メートル行き過ぎて停車。引き返して同駅を1分半遅れで出発。
9・20ごろ 同県尼崎市久々知3丁目で脱線、マンションに激突。
9・30 JR西日本本社が垣内剛社長を本部長とする対策本部を設置。事故現場ではJR西日本大阪支社長を本部長に現地対策本部を設置。
同 尼崎市消防局から兵庫医科大病院(西宮市)に「30人以上の負傷者を伴う脱線事故。受け入れ態勢を」と電話が入る。
9・45 国土交通省が事故対策本部(本部長・北側一雄国交相)を立ち上げる。航空・鉄道事故調査委員会から委員長と部会長、調査官3人を現地に派遣。政府は官邸連絡室を設置。
10・00 同志社大学が学生らの安否確認などのため緊急対策本部を設置。17時現在で学生の重軽傷者21人を確認。
10・20 けがをした26人を乗せたバスが、兵庫県立塚口病院に到着。看護師らがけが人の首にひも付きの名刺大のナンバープレートを掛けながらあわただしく院内に搬送した。
同 兵庫県が事故対策支援本部(本部長・知事)を設置。
10・35 事故車両の2両目で救助活動をしていた救急隊員から「担架をお願いします」の声。男性1人が車内から助け出され、群衆から拍手が起こる。
10・40 兵庫県が消防庁に緊急消防援助隊の応援要請。
10・45 国交省の事故対策本部が第1回会議を開く。本部長の北側国交相は「被害者の救援に全力を」と指示。
10・48 再び兵庫県立塚口病院にけが人約20人を乗せたバスが到着。消防隊員が「あと20人ぐらい、いけますか」と叫ぶ。携帯電話を手にした看護師は「まだ大丈夫」。
●「痛い痛い」
11・00ごろ 関西労災病院にワゴン車や普通乗用車などで次々とけが人が搬送される。若い女性は「動かさないで、痛い痛い」と悲鳴。救急隊員は「病院だから我慢してください。頑張って」と励ます。 11・04 兵庫県の井戸敏三知事が陸上自衛隊に災害派遣を要請。
11・10 細田官房長官が官邸で記者会見。「情報態勢を強化し、初動対処を行っている」
11・15 大阪市北区のJR西日本本社で垣内社長と村上恒美・安全推進部長が記者会見。
11・20 兵庫県から派遣要請を受け、陸上自衛隊中部方面隊第3師団(司令部・伊丹市)が部隊の派遣を開始。
11・43 大阪府警の広域緊急援助隊が事故現場に到着。
11・49 小泉首相が官邸で記者団に「だいぶ死傷者が出ているようだ」。
12・00 遺体安置所を尼崎市記念公園総合体育館に設置したと尼崎東署が発表。
同 官邸連絡室を官邸対策室に切り替え。北側国交相が羽田空港から現地へ出発。
12・10 国土交通省からJR西日本にJR宝塚線尼崎−伊丹間の保全命令。同社に事故現場の現状維持を指示。
12・35 尼崎中央病院が満杯となり、けが人の女性が別の病院へ搬送される。つきそう男性が手をにぎりしめて声をかける。
13・00 事故現場を視察した兵庫県の井戸知事が現場で会見。「大きな事故だ」
同 JR西日本本社で2回目の会見。村上安全推進部長と三浦英夫運輸部長が出席。時速133キロ以上の走行で脱線する可能性があることを明らかにする。 同 陸自第3後方支援連隊、第36普通科連隊(いずれも兵庫県伊丹市)の隊員計30人余りが事故現場に到着。
13・15 JR西日本の近藤隆士執行役員が遺族対応のため安置所に来る。
14・00 死者35人を遺体安置所に搬送したのを尼崎東署が確認。
同 北側国交相が事故現場を視察。記者団に、車との接触が原因との説を否定。 ●「電車怖い」
14・50過ぎ 関西労災病院で奥謙院長らが会見。午後2時までに62人搬送され女性2人が死亡したと発表。「『今後電車に乗るのが怖い』とストレス障害を訴える患者がいる」 14・55 JR西日本の垣内社長が、兵庫県立塚口病院を訪問。病室を順に回り、謝罪。ある負傷者の家族は「二度とこのような事故を起こさないで」。
15・00 JR西日本本社で3回目の会見。村上安全推進部長と三浦運輸部長が出席。置き石による事故の可能性を示唆。
同 兵庫医科大病院の山村武平病院長らが会見。「病院への搬送者は110人を超える。一度にこれほど受け入れるのは初めて」
15・50 兵庫県三田市の男性会社員が京都の大学に通う大学4年生の娘(21)の安否を心配して尼崎中央病院に来院。ホワイトボードにはられた負傷者リストに見入るが発見できず。「何十回も携帯を鳴らすのに娘が出ない」と涙を浮かべる。
同 死者50人を尼崎東署が確認。
16・00 兵庫県警対策本部の総数が大阪府警の応援を含め1310人態勢になる。
16・06 細田長官が官邸で記者会見。「非常に死者が増えている。被害者の迅速な救出に全力を挙げている」
17・10 「1両目で生存者4、5人を確認」と尼崎東署が発表。
17・30 投光車数台が運び込まれ、列車が衝突したマンション1階を照らし始める。
17・40 垣内JR西日本社長が遺体安置所に姿を見せ、報道陣に囲まれる。「後で対応します」と言い残して中へ。
17・55 遺体安置所へ棺が次々に運び込まれる。
18・00 JR西日本の矢吹静常務執行役員が尼崎中央病院に到着。「大変申し訳ない」。同行した男性社員は「何も考えられない。とにかくおわびだけでもさせてください」と涙声で話す。
18・20 尼崎中央病院の吉田静雄理事長が、報道陣を前に「事故後、JR西日本からは何の連絡もなかった。テレビで大惨事を知った。適切な治療はできたと思うが、もっと早く一報がほしかった」と述べた。
19・00 兵庫県警が尼崎東署に捜査本部を設置。業務上過失致死容疑で捜査。
19・30 現地視察を終えた北側国交相が官邸で小泉首相に報告。
21・30 兵庫県警が死亡したうちの14人の名前を発表。
21・40 尼崎市消防局が、1両目にいる4人のうち3人は意識がはっきりしていると発表。
22・20 右手骨折と脳挫傷を負い、関西労災病院で手術に5時間を要した息子(25)を気遣う母親(57)は「私には何もできないけど、気の持ちようが大事だと思うので、『頑張れ』と精いっぱい励まします」。
http://www.asahi.com/national/update/0426/TKY200504260087.html モニター制御装置が速度記録=非常ブレーキでデータ5秒間−事故電車に2台・JR
JR西日本は25日夕の記者会見で、脱線事故を起こした車両のうち、5両目と7両目の車両に、非常ブレーキをかけた際に5秒間さかのぼって速度を記録する「モニター制御装置」が計2台装備されていることを明らかにした。国土交通省の事故調査委員会の指示に基づいて解析し、原因の解明に役立てたいとしている。
同社によると、非常ブレーキをかけると作動する仕組み。車掌が運転指令とのやりとりで、「非常ブレーキが作動し、停車中だ」と話していることから、同社はデータが残っている可能性が高いとみている。ただ解析には時間がかかるという。 (時事通信) - 4月26日0時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050425-00000241-jij-soci 速度など記録した車両モニター、5両目から無傷で回収
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が回収した「車両モニター」は、焦点となっている事故発生時の運転速度のほか、運転士が非常ブレーキを作動させたタイミングなどが電子的に記録されている。 事故調ではこうしたデータを車両モニターから取り出し、脱線原因の特定を急ぐ。
通常、車両モニターは先頭車両の運転台に装着されているが、今回事故を起こした電車では、先頭から5両目が車両モニター搭載車両だった。このため事故調は、ほぼ無傷の状態の車両モニターを入手できた。
車両モニターは、モーターやブレーキなどの重要部品の作動状況を電子データとして記憶させる装置。
今回の事故で、車両モニターがほぼ完全な形で回収できたことについて、事故調関係者も「事故車両に搭載されていたことで、原因究明に役立つ」と話している。 (読売新聞) - 4月26日15時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000108-yom-soci <尼崎脱線事故>制限超え100キロ走行 JR西を強制捜査
兵庫県尼崎市のJR福知山線塚口―尼崎間で、快速電車が脱線、線路脇のマンションに先頭車両などが衝突した事故で、電車に設置された緊急停止直前の速度を測定するモニター制御装置を分析した結果、脱線直前に時速100キロ前後で走行していたことが分かった。現場のカーブの制限速度70キロを上回っていた。県警尼崎東署捜査本部は26日、速度超過が脱線を引き起こした可能性があるとみて、業務上過失致死傷容疑でJR西日本京橋電車区を強制捜査、関係書類を押収するなどとともに、現場の実況見分を始めた。既に同社幹部ら数人を参考人聴取しており、垣内剛社長からも同様に聴取する方針を固めた。 捜査本部は、大阪支社や新大阪総合指令所などからも関係書類の任意提出を受けた。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会も、モニター制御装置の分析を受け、事故時の運転状況や損傷した車両の調査を始めた。
(以下略) (毎日新聞) - 4月26日15時36分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050426-00000049-mai-soci 時速108キロでカーブ走行 尼崎JR脱線 2005/04/26
尼崎市久々知三のJR宝塚線(福知山線)で上り快速電車=高見隆二郎運転士(23)、七両編成、乗員乗客約五百八十人=が脱線した事故で、同電車が現場のカーブに進入した際の速度が、時速百八キロと制限速度の七十キロを大きく上回っていたことが、兵庫県警尼崎東署捜査本部の調べで二十六日、分かった。速度はブレーキをかけた直後の記録で、捜査本部は相当なスピードでカーブに入ったとみて、事故との因果関係を慎重に調べている。また、同本部は同日午前、業務上過失致死傷の疑いで、JR西日本の関連施設計八カ所に立ち入り、関係資料などを一部差し押さえた。一方、同日午後一時までに確認された事故の犠牲者は、七十三人(男性四十一人、女性三十二人)となった。 調べでは、快速電車は、脱線事故直前の二十五日午前九時十六分ごろ、一つ手前の停車駅の伊丹駅でホームをオーバーランし、一分半遅れで同駅を出発した。
JR塚口駅を通過した後、きつい右カーブに入るため、この区間は制限速度が時速七十キロに決められているが、電車はカーブ進入直後、急ブレーキをかけた時点での速度が時速百八キロだったことが判明。同本部は快速電車に設置されているブレーキ作動五秒前から速度を記録する「モニター装置」を分析し、脱線時の詳しい速度を調べる。
一方、JR西日本関連への立ち入りは二十六日午前十時半ごろから始まり、京橋電車区(大阪市都島区)や大阪支社(同市阿倍野区)などで運行記録や勤務状況に関する書類を差し押さえるなどした。
これまでの調べで、快速電車の車掌(42)は「(電車の)遅れを取り戻すため、いつもより速度が出ていたように思う」と供述。また、脱線前、高見運転士が非常ブレーキをかけていたことも分かっている。
非常ブレーキをかけた際、車輪がロック状態になり、脱線した可能性を指摘する専門家もおり、捜査本部で詳しく調べている。
乗客らの救出活動は夜通しで続き、西宮市北六甲台の大下裕子さん(46)に続き、同日朝にかけて大破した先頭車両から、伊丹市中野東の近畿大一年山下亮輔さん(18)、同市瑞穂町の同志社大二年林浩輝さん(19)が救出されたが、いずれも重傷。負傷者は四百四十一人になった。
尼崎市消防局などは、車両内に生存者が残っていないと判断、救出活動をいったん休止し、二十六日午前九時半ごろからエンジンカッターやクレーンなどを使って、車両の切断、撤去作業を始めた。
まだ乗客や高見運転士が車内に閉じ込められているというが、生命反応はないという。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou05/0426ke91060.html 脱線と白い車の関係は? 電車は脱線後に車に衝突 兵庫県警
【10:08】 兵庫県警によると、電車は脱線後に車に衝突したという。 脱線が先と兵庫県警 駐車中の乗用車に衝突
【11:21】 兵庫県警によると、カーブで電車が単独で脱線、その後、駐車場に駐車中の乗用車に衝突した可能性が高いという。 車衝突との関係分からず JR西日本
【11:36】 JR西日本によると、脱線と自動車衝突との前後関係は「分からない」としている。 25日午前9時20分ごろ、兵庫県尼崎市潮江4のJR福知山線尼崎−塚口間の第一新横枕踏切(警報機、遮断機付き)で、宝塚発同志社前行き上り快速電車(7両編成、乗客約200人)とワンボックス型の乗用車が衝突。電車の1〜3両目が横転した。 http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050425org00m040007000c.html 福知山線は、宝塚−尼崎間の上下線で運行を見合わせている。電車は脱線後、ワンボックス型の乗用車を巻き込んだ可能性があるという。 http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/archive/news/2005/04/20050425ddf001040001000c.html ◆脱線原因一時食い違い−国交省と兵庫県警
兵庫県尼崎市でJR福知山線の快速電車が脱線、多数の死傷者が出た事故で、脱線原因について「乗用車と衝突したため」とする国土交通省と、「列車は単独脱線した」とする兵庫県警で、一時見方が大きく食い違った。 国交省は当初、電車が踏切で乗用車と衝突して脱線したと説明。午前10時半ごろのJRからの報告によるものだった。同省の担当者は「現時点で分かっていることを広報した」としていた。JR西日本は約1時間後の記者会見で「脱線原因は不明」と後退した。
一方で兵庫県警は、現場での調査で、踏切内に衝突の跡が見つからなかったことから、踏切の約200メートル手前のカーブで電車が単独脱線、近くの駐車場の車を踏切まではね飛ばしたとの見方を示していた。
http://www.sanspo.com/sokuho/0425sokuho012.html JR福知山線で脱線横転 車と衝突、けが人多数
兵庫県警に入った連絡によると、25日午前9時20分ごろ、兵庫県尼崎市久々知西町の尼崎−塚口駅間のJR福知山線で快速電車が自動車と衝突して横転して脱線。1両が線路脇のマンションに激突した。 兵庫県警や尼崎市消防局によると、電車横転事故によるけが人は50−60人に上るという。
[04月25日 10:11] http://www4.oita-press.co.jp/news.cgi?D=CN20050425&ID=CN2005042501000686.1.N.20050425T101159&J=Main&UP=20050425T101159 JR西日本に入った情報などを総合しますと、25日午前9時20分頃兵庫県尼崎市潮江4丁目で、JR福知山線の宝塚駅発の上り快速電車が車と衝突しました。
(25日 10:30) http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20050425/20050425-00000011-jnn-soci.html 快速電車は脱線後、線路脇の乗用車にも衝突。さらに1両目が線路東側のマンション「エフュージョン尼崎」(9階建て、47室)1階に激突した。
現場は、右に急カーブする地点。JR西日本によると、脱線時に車と衝突した形跡はなく、単独事故と見られる。(04/25 13:20)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20050425p103.htm 25日午前、兵庫県尼崎市潮江で起きたJR福知山線の快速電車脱線事故は、列車は乗用車と衝突する前に脱線していた可能性が高くなった。JR西日本などは事故原因の調査を急いでいる。
2005年04月25日13時37分 http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1101630/detail 「快速は車と衝突したため脱線したのか」。村上部長は「これからの調査。確認できていない。車の存在は事実だが、脱線との関係は不明だ」と答えるのが精いっぱいだった。 同社は午後0時35分に、事故情報の第4報を報道陣に配布したが、当初、「(電車が)自動車と衝突し」とあった記述を削除した。 2005年04月25日14時06分 http://www.asahi.com/national/update/0425/OSK200504250069.html 兵庫県尼崎市潮江4 4月25日午前9時47分
運び出された大勢の負傷者 4月25日午前9時47分
JR快速電車の脱線事故で騒然とする現場=25日午前10時7分
乗客の救出作業が続くJR福知山線の脱線現場=25日午前10時40分
事故車両と自動車 4月25日午前11時43分
脱線現場から撤去される事故に巻きこまれた乗用車=26日未明、兵庫県尼崎市
2005-04-25 JR宝塚線尼ヶ崎〜塚口間で車両脱線、死傷者多数の模様 @4/25 9:20 (その5) 事故現場を目撃、事情聴取された人の証言 【交通】兵庫・尼崎のJR福知山線で電車が脱線・マンションに衝突 死傷者多数★3スレッドより。 345 :Ψ :2005/04/25(月) 11:14:37 ID:BYbVGPzL
警察の事情聴取と朝日とNHKの質問に答えて帰ってきてから 電話がガンガン鳴ってる 「死ね」とか 「脱線が先でしょ?先だよね?先だろ?先っていえよ」って言われた(´Д`三´Д`) 541 :Ψ :2005/04/25(月) 11:18:28 ID:BYbVGPzL
横から車が当たって カーブの手前で前の車両が滑るように脱線していったんだよ (´Д`;)シンジテクレヨ http://d.hatena.ne.jp/iori3/20050425/p5
http://d.hatena.ne.jp/iori3/20050425
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