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兵庫労働局長が自殺、裏金事件対応の心労か
30日午後2時ごろ、神戸市中央区山本通3の近畿財務局合同宿舎で、厚生労働省兵庫労働局の稲葉信重局長(52)が自室で死んでいるのを妻(46)が見つけた。
稲葉局長は、昨年9月に発覚した同労働局の裏金事件で、対応に追われ、職員に対する厚労省の内部調査に思い悩んで通院歴があったといい、兵庫県警生田署はこうした心労が重なるなどして自殺したとみている。
調べによると、稲葉局長は自室居間のかもいから下げたネクタイで首をつっていたという。単身赴任中で、この日、東京の自宅に戻るはずだったが、連絡が取れず、妻が訪ねた。遺書などはなかった。死亡推定時刻は29日午前とみられる。
関係者によると、事件発覚後、厚労省が内部調査に入った際、稲葉局長は局内のクレーム処理や、職員が動揺しないよう調整作業にあたっていた。その一方で厚労省から管理・監督責任を問われ、処分の対象者として名前が挙がっており、今年1月の局長会議では顔色もすぐれなかったという。
4月10日には安全課主任が神戸市垂水区の商業施設で女子高生のスカートの中を盗撮。垂水署員に兵庫県迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕された。こうした度重なる不祥事に悩んでいたという。
稲葉局長は1975年4月に旧労働省(現厚生労働省)に入り、国家公務員共済組合連合会職員部長などを務め、2003年8月から現職。
田村寿康・同労働局総務部長は「最近は調査が大詰めを迎え、忙しかったことは事実だが、特に変わった様子はなかった。驚いている」と話している。
(読売新聞) - 4月30日23時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050430-00000313-yom-soci