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(回答先: <尼崎脱線事故>レール付着は敷石 置き石原因説ほぼ消える [毎日新聞] 投稿者 white 日時 2005 年 4 月 28 日 20:04:08)
□尼崎脱線事故 レール付着は敷石 置き石原因説ほぼ消滅 [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050429-00000002-maip-soci
尼崎脱線事故 レール付着は敷石 置き石原因説ほぼ消滅
JR福知山線の脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は28日、脱線現場のレール上に付着していた白い粉末についての分析結果を発表した。粉はいずれも、組成・成分が現場軌道内のバラスト(敷石)と一致。事故調はバラストの粉砕痕と断定し「脱線の原因とは考えにくい」とした。JR西日本が当初示唆した「置き石」が原因となった可能性は、ほぼなくなった。
白い粉は、列車の6〜7両目周辺などの左右レール上に断続的に付着し、レール下にも落ちていた。事故調は26日、7両目下の左右レールと7両目最後部から4〜5メートル後方の左レールの計3カ所に付着した粉を採取。専門機関でX線や顕微鏡を使って検査した。7両目後方の左レール部は、JR西日本が人為的な「置き石」ではないかと指摘していた。
検査の結果、3カ所の粉はいずれも鉱物組成が石英や雲母、粘土など、成分もケイ素や酸化アルミニウム、酸化カリウムで、現場のバラストの黒雲母花こう岩と一致。セメントなどの成分や他の異物も含まれていなかったという。
記者会見した事故調の福本秀爾事務局長は「テロの可能性を含め、外部から(人為的に)持ち込まれたものではない」としたうえで「多くの個所に同様の痕跡があり、脱線の事象の中で、車が巻き上げるなどして引き起こされたと思う」と述べた。
過去3年間の脱線事故では、落下した岩に激突して脱線(03年7月のJR九州・長崎線事故)したケースはあったが、小さい石(今回のバラストは6.3センチ四方以下)が原因となった事例はない。今回の事故時は、3〜4分間隔で現場を列車が通過する状況だったことも合わせ、事故調は「置き石原因説」を事実上否定した。【武田良敬】
(毎日新聞) - 4月29日10時21分更新