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(回答先: 電車転覆で数人死亡、５０人以上けが マンションに激突、大破 兵庫県尼崎市 (東京新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 4 月 25 日 11:11:02)
事故直前、１００キロ超す速度 死者は８１人に
2005年04月27日01時37分
事故現場で人命探査装置を準備する警察官たち＝２６日午後４時５１分、兵庫県尼崎市で
兵庫県尼崎市のＪＲ宝塚線（福知山線）で起きた快速電車の脱線事故で、県警捜査本部が車両搭載のモニターを解析したところ、脱線直前の速度が時速１００キロを超していたことがわかった。現場のカーブは７０キロに制限されており、県警は、制限速度の１．５倍の速度超過が脱線の一因になったとの見方を強めている。県警と尼崎市消防局は２６日夕、マンションに激突してめり込んだ１、２両目を人命探査装置で調べたが、生存者の反応は確認できなかった。２７日午前１時現在、車内にまだ１０人前後いるとみられる。
県警と尼崎市消防局によると、２７日午前０時半までの死者は８１人に増えた。内訳は男性４４人、女性３７人。多くが１、２両目に集中しているという。負傷者は４５６人で、うち１５０人が重傷。約５８０人いたとみられる乗客の９割を超す人たちが死傷したことになる。
人命探査装置による捜索は、３両目の撤去作業が終了した２６日夕から始まった。電磁波で心臓音や呼吸音を確認する装置だが、車内から反応はなかった。高見隆二郎運転士（２３）も中にいるとみられる。
県警が、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会と合同で、非常ブレーキ作動時から５秒前にさかのぼって速度を記録する「モニター制御装置」を５両目から回収・解析したところ、時速１００キロ以上とのデータを得た。
モニター制御装置は、７両編成の１、４、５、７両目に設置されており、事故調査委員会は、うち４、５両目の装置を回収した。脱線直前の速度は５両目の装置に記録されているという。
現場カーブの手前にはブレーキ痕があったことがすでに県警によって確認されている。県警は、速度超過の状態で、急ブレーキを作動させたため、大きな遠心力が生じ、脱線した可能性もあるとみている。
快速は「２０７系」という電車で設計速度は時速１２０キロ。現場は半径３００メートルの急カーブだが、ＪＲ西日本は計算上、時速１３３キロ以上出さないと脱線しないとしている。
◇
事故調査委員会からは、佐藤淳造委員長ら９人が現地に入った。メンバーらは２６日夜、記者団に対し、過去に例のない事故との認識を示した。これまでの調査で、数カ所の脱線痕を確認し、乗客数人から事情聴取したことを明らかにしたが、焦点となっている速度については「調査中であり、予断は避けたい」として具体的数値には言及しなかった。
宮本昌幸委員は「単独の要因だけで脱線することはない。いくつかの要因が絡んでいることが多い。速度だけというのは考えにくい」などと複合的要因を示した。
http://www.asahi.com/national/update/0426/OSK200504260076.html?ts
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。