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(回答先: 電車転覆で数人死亡、50人以上けが マンションに激突、大破 兵庫県尼崎市 (東京新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 4 月 25 日 11:11:02)
http://www.asahi.com/national/update/0426/OSK200504260076.html?ts
事故直前、100キロ超す速度 死者は78人に
2005年04月26日23時48分
事故現場で人命探査装置を準備する警察官たち=26日午後4時51分、兵庫県尼崎市で
兵庫県尼崎市のJR宝塚線(福知山線)で起きた快速電車の脱線事故で、県警捜査本部が車両搭載のモニターを解析したところ、脱線直前の速度が時速100キロを超していたことがわかった。現場のカーブ手前にはブレーキ痕が残っていたことも判明し、高見隆二郎運転士(23)が速度超過を認識してブレーキを作動させた可能性もあるという。県警は、人為的なミスが事故に影響した疑いがあるとして、26日、業務上過失致死傷容疑でJR西日本の施設から資料を押収した。
県警と尼崎市消防局によると、26日夜までの死者は78人に増え、内訳は男性44人、女性34人。負傷者は456人で、うち150人が重傷。約580人いたとみられる乗客の9割を超す人たちが死傷したことになる。
乗客の救出作業は2昼夜にわたり、26日朝までに男女3人を1両目から助け出した。しかし、26日夕の人命探査装置による捜索で、1、2両目に15〜20人の乗客が閉じこめられているのが確認されたが、反応はないという。高見運転士とみられる制服姿の人影もあった。
県警は26日、JR西日本の大阪支社、大阪保線区など8カ所に捜査員を派遣。うち、高見運転士が所属する京橋電車区については同容疑で差し押さえ令状を執行し、運行記録や乗務員の勤務表などを押収した。残る7カ所については任意で資料提供を受けた。
県警が、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会と合同で、非常ブレーキ作動時から5秒前にさかのぼって速度を記録する「モニター制御装置」を回収・解析したところ、時速100キロ以上とのデータを得た。県警は、速度超過の状態で、急ブレーキを作動させたため大きな遠心力が生じ、脱線した可能性もあるとみている。
現場のカーブの制限速度は時速70キロで、JR西日本は時速133キロ以下では計算上、脱線しないとしている。
また、県警は、レール上で石が砕けたような粉砕痕についても確認した。JR西日本が25日に明らかにしていたが、県警は、脱線後に生じた可能性があるとみている。
事故調査委員会のメンバーは26日夜、記者団の質問に答え、「単独の要因だけで脱線することはない。いくつかの要因が絡んでいることが多い。速度だけというのは考えにくい」(宮本昌幸委員)などと複合的要因を示唆した。
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