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http://www.topics.or.jp/News/news2005042109.html
阿南市福井町の福井川河川敷で一九九九年十二月、海上自衛官三笠睦彦さん=当時(33)、川島町(現吉野川市)出身=が遺体で見つかった事件で、遺族が出した容疑者不詳の殺人容疑の告訴を徳島地検が不起訴処分(嫌疑なし)にしたことについて、徳島検察審査会が不起訴相当の議決をしたことが二十一日、分かった。同審査会は不起訴相当の理由として「遺体の状況、車の屋根の傷、証言から事件性がなかったと認められる。第三者の関与が見当たらず、検察の裁定を覆すに足る証拠がない」とした。
徳島検察審査会は、意見で▽被害者が数人の男に暴行を受けて投げ落とされた、とする主張は、遺体の損傷、落下点からすると第三者が介在して投げ落としたとは認められない▽被害者の車の屋根に傷があったとするが、車発見時に傷があったのかどうかは疑問−と指摘した。
事件が未必的殺人であるとの上申書を今年四月一日に遺族が提出したことについても「何者かに追い込まれて自らの意思で飛び降りたとする突然の主張は、追跡するバイク、車もなく単独で走行していたとの複数証言もあり認められない」と説明した。
また警察などの捜査については「初動捜査で、遺族への対応の不手際に不満が残るが、検察が捜査に乗り出した後は検察、警察ともに殺人事件として徹底した捜査をした」としている。
睦彦さんは九九年十二月二十五日に外出したまま戻らず、同二十七日、阿南市福井町の福井川河川敷で遺体となって見つかった。県警は当初「自損事故後、橋から飛び降り自殺した」と判断したが、遺族が「何者かに殺された」として二〇〇三年二月、県警に告訴。県警は同十一月、「他殺をうかがわせる事情がない」とする捜査記録を地検に送り、地検が昨年三月、「第三者による加害で死亡したとは認められない」として不起訴とし、不服とする遺族が同十月、徳島検察審査会に審査を申し立てていた。
睦彦さんの妹・三笠貴子さんの話 (不起訴相当の議決を)今聞いたところなので、コメントできない。