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http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050414STXKE044014042005.html
埼玉県桶川市で1999年、女子大生、猪野詩織さん(当時21)が刺殺された事件で、首謀者として殺人や名誉棄損などの罪に問われた元東京消防庁職員、小松武史被告(38)の控訴審初公判が14日、東京高裁(安広文夫裁判長)であり、一審で無罪を主張した弁護側は殺人への関与を一転して認めた上で「傷害致死罪で処罰するべきだ」と主張した。
求刑通り無期懲役とした一審さいたま地裁判決を不服として控訴した弁護側は、控訴趣意書で「一審は責任を免れようという身勝手な動機で否認したが、受けるべき処罰は受け入れようという自覚で認めた」と認否を変えた理由を述べた。
その上で「実行犯には危害を加えるよう指示はしたが、殺害の指示はしておらず、殺人の責任はない」と主張した。猪野さんの中傷ビラを大量にまくなどした名誉棄損も認め、謝罪した。
検察側は控訴棄却を求めた。
傍聴した被害者の母親の京子さん(54)は「認めた理由は分からないが、それよりも事件の真相をきちんと明らかにするべきだ」と話した。〔共同〕 (17:29)
2005/4/14