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(回答先: 岐阜の住宅で5人死亡・無理心中か、県警が捜査[日経] 投稿者 あひるのおかあさん 日時 2005 年 2 月 27 日 20:54:39)
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■孫含む家族5人殺害 岐阜・中津川
容疑者、自殺図る
7人が死傷する事件がおきた原平容疑者宅=27日午後5時50分、岐阜県中津川市坂下で
27日午後1時50分ごろ、岐阜県中津川市坂下、会社員藤井孝之さん(39)から「義父に刺された」と、110番通報があった。中津川署員が、藤井さんの妻の父親で同市職員の原平(はらたいら)容疑者(57)方に駆けつけたところ、家の中で計6人が首を絞められるなどして倒れていた。うち乳幼児2人を含む5人が死亡したほか、原容疑者宅から逃げようとしていた藤井さんも腹を刺されて重傷。原容疑者は、自分が殺したことを認めているが、自分の首を刃物で刺しており、重体。同署は回復を待って殺人容疑で取り調べる。
同署によると、死亡したのは、原容疑者の長男で整体業の正さん(33)と母親のチヨコさん(85)、長女の藤井こずえさん(30)と、こずえさんの長男の孝平ちゃん(2)、長女彩菜(あやな)ちゃん(生後3週間)。
調べだと、同日午前11時すぎ、原容疑者が約1キロ離れた藤井さん宅を訪れ、「ばあちゃんが孫を見たがっている」と、こずえさんと2人の孫を自分の車で連れて行ったという。さらに、午後1時ごろ、再び訪れ、藤井さんを車で連れて行き、勝手口から自宅に入ろうとしたところ、原容疑者が「死んでくれ」と叫んで、突然、藤井さんの腹部を持っていた刃物で刺したという。藤井さんはそのまま400〜500メートル逃げ、携帯電話で110番通報した。
同市消防本部によると、救急隊員が駆けつけたところ、正さんが2階寝室、チヨコさんが1階和室で、すでに死亡。こずえさんと2人の子どもも同じ和室で倒れており、病院に運ばれたが間もなく死亡が確認された。いずれも首に細いひもで絞められた跡があり、同署は、正さん、チヨコさんの遺体の状況から、正さんらが先に殺され、こずえさん親子が、正午前後に殺されたとみている。
原容疑者は、1階風呂場の浴槽内でのどをさしみ包丁で刺して倒れているのが見つかった。同署員とのやりとりで、犯行を認めたが、病院に搬送後、意識不明の重体になっているという。
近所の人の話だと、一家は、原容疑者夫婦と正さん、チヨコさんの4人暮らし。原容疑者の妻は外出して不在だった。
中津川市役所によると、原容疑者は70年7月に旧坂下町(現中津川市)に採用された。町立だった坂下病院(現国保坂下病院)に放射線技師などとして勤務。事務次長などを経て、01年から市営の老人保健施設事務長を務めているという。
現場は、長野県に近い中津川市郊外。木曽川沿いで、10軒ほどの民家が集まる集落の一角。人通りは少ないという。
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■《折々のうた》
大岡信
春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外(と)の面(も)の草に日の入る夕(ゆふべ)
北原(きたはら) 白秋(はくしゅう)
『桐(きり)の花』(大二)所収。「な鳴きそ」の「な……そ」は、動詞の連用形を挟んで相手の行動を制する句となる。鳴かないでくれ。白秋は最初の歌集『桐の花』の巻頭にこの歌を置いた。いきなり、文法でいえば古語が登場するわけだが、意味は明瞭(めいりょう)。語調は明るく開放的で、代表歌集『桐の花』そのものを代表する愛誦歌(あいしょうか)となった。近代詩の第一人者白秋は、『桐の花』一冊で、たちまち歌人としても第一線に立った。
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