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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050120i416.htm
役割分担をしながら、親族を装って中絶費用などをだまし取っていた振り込め詐欺グループが、新潟県警などの共同捜査班に組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺罪)の疑いで逮捕されたことが20日、分かった。振り込め詐欺の手口の一つで、親族や関係者を装う「おれおれ詐欺」に同法を適用したのは全国初。
逮捕されたのは、千葉県浦安市、インターネット関連会社長稲垣真弘容疑者(27)、東京都世田谷区、大学生田中聖人被告(24)(詐欺罪で公判中)ら6人。
調べによると、稲垣容疑者らは昨年8月下旬、香川県内の70歳代の女性に電話をかけ、おいを装って「付き合っている彼女が子宮外妊娠し、手術しなければならない。120万円が必要」などとうそを言い、3回に分けて計320万円を銀行口座に振り込ませ、だまし取った疑い。
6人は東京都渋谷区内のビルに事務所を構え、稲垣容疑者を中心に、電話をかける役、現金引き出し役、銀行口座や名簿の調達役など役割を分担して犯行を重ねていた。被害は少なくとも新潟、香川、奈良、和歌山、神奈川の5県にわたり、多い時で月数千万円を詐取していたとみられる。
新潟県警が昨年10月、別の振り込め詐欺容疑で田中被告を逮捕し、グループの存在が浮上した。組織的詐欺罪の罰則は「1年以上の有期懲役」で、刑法の詐欺罪(10年以下の懲役)より重い。
(2005/1/20/23:29 読売新聞 無断転載禁止)