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http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02977.HTML(森田実)より
【2】KMさんの意見「米国の対中国、対アジア政策の変化」(10月11日)
《初めてメールさせていただきます。森田さんの「時代を斬る」を楽しみに読んでいます。
私は、民主党の小沢一郎党首を強く支持している者で、それは、彼が自民党を離党して新生党を立ち上げたときから今日まで変わりません。
私は、小泉・安倍デタラメ内閣が大嫌いで、彼らにヨイショする新聞記事やテレビの報道番組を見ると、腹が立ちます。
森田さんのブログを読んで、小泉・安倍に対する痛烈で正当な非難を心強く思い、また、最近の著作や森田さんお薦めの本も買って読ませていただいております。
ただ、最近の森田さんのブログの中で気になることがあります。それは、中国と米国との関係についてです。
米国は、いまだに、中国と対立関係にあり、北朝鮮を含め武力衝突も辞さず、米国は台湾の独立をいまだに支持しているかのような印象をうけます(小泉は、そうした米国に追随し、いたずらに対中国・韓国を刺激する行動をとっていただけです)。
しかし、最近の米中関係は、数年前のそれとはまったく異なるのではないでしょうか。現在の米国は、東アジアを含めた東南アジアでの覇権国(政治・経済・軍事の中心国)として中国を認め、かつ、中国がその役割を十分に果たすことができるよう、中国政府に全面的に協力をしているのではないでしょうか。中国を中心として、アセアン・プラス・スリーの諸国で、東南アジア共同体の設立も、米国は容認しているとのことです。 米国は、北朝鮮の問題も、6者協議の議長国である中国にまかせており、ミサイル問題や核開発で北朝鮮に対し強硬姿勢を崩しませんが、実際は中国まかせで自ら北朝鮮問題の処理に、指導力を発揮しようとはしていません。日本が国連安全保障理事会で北朝鮮に対する強硬姿勢の決議案を米国と共同で提出したとしても、米国は日本より中国の方を見ています。
米国が日本に期待しているのは、アジアの覇権国である中国に経済面で協力することであり、それ以外のものではありません。
安倍首相が、自らの国粋主義的信条をまげてまで、中国や韓国を訪問したのも、米国からの強い働きかけがあったからだと推測します。当然、中国にも同じ働きかけがあったでしょう。
日本は、こうした米国のアジア戦略の変更を早く理解するべきではないでしょうか。小泉や安倍のような対中国敵対外交をとっていると、いずれは、米国の外交戦略に逆らう国として、米国から見放され外交的に孤立する恐れがあります。
私は、このような米国の戦略の変更を田中宇氏のホームページ“国際ニュース解説・世界はどう動いているか”で知りました。
日本はいつまでも、米国の従属国でいる甘えは許されない状況にあることを理解すべきだと思い、メールを出させていただきました。
森田さんは、最近の米中関係をどのように見ていらっしゃるのか、ブログの中で教えていただけたらありがたく思います。
日本のため、ますますご活躍されますことをお祈りします。》
[KMさん。ご意見ありがとうございます。改めて詳しく書きますが、米国政府のアジア政策、対日政策は二重性をもっています。また政府内が分裂しています。これが私の考えの基本です。また書きます――森田実]
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