真夏のようなアジアから寒風の吹き荒れる北米各地を３週間に渡って駆け回ってきました。たいへん実りの多い旅となり、満足しています。アジアでもアメリカでも中国の存在感が際立ってきている事態を痛感しました。製造台数で世界第３位となった中国製の自動車が「安さで勝負」攻勢をかけてきています。ＧＭやフォードの不振が続くなか、日本車の世界制覇が取りざたされていますが、アジア、東欧、南米などの新興市場では中国車の進出が顕著となり、何と自動車王国と言われたアメリカにも中国車が登場。また、アメリカを訪れた中国の教育省の代表団によると、中国の人口は既に１６億を超えたとのこと。これまで人口は成長の制約条件であったが、今後はこれを「新たな武器（セールスポイント）」とする戦略を模索しだした中国。アメリカには中国政府や党幹部の子弟が５万と留学中。彼らの実態を含め、中国の新対外戦略をじっくりとまとめたいと考えています。ご期待下さい。

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