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2005.12.1(その1)
2005年森田実政治日誌[477]
大増税反対の精密な理論書が出版された。これで大増税は阻止できる!
菊池英博(文京学院教授)著『増税が日本を破壊する』(ダイヤモンド社、05.12.1発行)を読み、小泉内閣が宣伝する借金795兆円のカラクリを知ろう――本当は「財政危機ではない」理由を知れば、日本国民は自信を回復することができる
「春秋の筆法」(日本の諺)
[儒教の教典『春秋』における孔子の批判のように、公平で厳正な批判的態度のことを「春秋の筆法」という。菊池教授の著作は、まさに春秋の筆法というべき公平、公正な態度で貫かれている。全国民必読の書である]
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《世界一の金持ち国家が、財政赤字の解消策として、大増税を実行しようとしている。しかし、日本の財政事情と経済情勢を考えたとき、これこそもっとも安易で危険な政策、「天下の愚策」である。……政府・財務省は依然として大事なことを見失っている》――本書の序章の最初の言葉である。
菊池教授は憂国・救国の経済学者である。私が最も尊敬する友人である。
菊池教授は主張する――「未来にすくむな日本人、危機を唱える前に行動を」、と。
小泉政権と財務省と財務省の御用学者たちは「日本は危機だ」「財政危機は深刻だ」「もう手遅れだ」「日本は破産する」「大増税しか方法はない」などと大バカ騒ぎをしてきた。この大バカ騒ぎの結果、国民のなかに「日本はもうだめだ。お仕舞いだ。増税はやむを得ない」という絶望感が広がっている。
菊池教授は、この小泉内閣と財務省と御用学者の「超悲観論」を一撃のもとに粉砕する。偉大な研究者である菊池教授の前では小泉内閣と財務省の御用学者は、あたかも太陽の前の星のごとし、である。 菊池教授は主張する。
(1)日本の財政危機ではなく、政策危機だ。
(2)財政再建の緊縮政策が、さらなる財政悪化を引き起こす。
(3)日本国内は大幅な投資不足で、名目GDPが伸びない。
(4)世界一の債権国日本は、自分のために自分のカネを使え。
(5)「日本再興投資枠」100兆円で、赤字国債は解消。
(6)いま日本経済に必要なのは、積極的な投資減税と公共投資である。
菊池教授のこの著書は、日本経済を再生させる明確な論理と政策方向を示している。あたかも1936年にケインズが『雇用、利子、貨幣の一般理論』を著して、世界経済を絶望的な状況から蘇らせたように、菊池教授の書は日本の経済再生の指針となると思う。日本の経済危機が回避されれば、世界経済も救われる。
本書は、理論的にも実証的にも、きわめて水準の高い経済政策書である。しかも平易で読みやすい。一般家庭の主婦の皆さんに読んでほしい本である。
全国民の皆さん。増税は必要ないだけでなく、大きな過ちなのだ。増税を行えば日本は破壊されてしまうのである。増税を阻止することが、日本を救う道なのだ。
もう一回繰り返す。日本が財政危機だというのは大間違いなのだ。
全国民の皆さん、まず本書を読んでください。小泉構造改革と財務省の財政理論が、まったく誤ったものであり、救いがたいほどの嘘とカラクリに満ちたものだということがおわかりいただけると思う。
菊池教授は、客観データにもとづいて、政府・財務省の過ちを完膚なきまでに徹底的に批判している。財務省はこの批判に耐えることはできないであろう。反論もできないだろう。
菊池教授の本書に従って経済運営が行われれば日本は蘇ることは確実である。
すばらしい著書を出してくれた菊池教授に感謝したい。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02302.HTML
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