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「SUDOKU(数独)」という日本名の数字パズルが、欧米で大ブームを巻き起こしている。
昨年11月、英紙「ザ・タイムズ」が他紙に先駆けてこのパズルを掲載した。人気は上々で、すぐに他紙も追随、現在では全国紙9紙のうち8紙で毎日、掲載されるほどのブームとなっている。関連書籍も次々に出版され、今夏以降、ノンフィクション部門ベストテンのうち常に3、4冊を占めている。
火付け役の「ザ・タイムズ」紙フィーチャー部門のマイケル・ハーベイ編集長は、「単純だからこそ病みつきになる」と語る。
18世紀にスイスの数学者が同様のパズルで遊んでいたとの説もあるが起源ははっきりしない。1970年代から米国のパズル雑誌が「ナンバープレイス」の名で掲載。日本のパズル会社「ニコリ」が84年に「数独」の名前をつけて日本に紹介した。同社の鍛治真起社長によると、「数字は独身に限る(1ケタの数字しか使えない)」というルールを短縮したのが名前の由来。各マス目を家と想定したうえで、1ケタの数字を一つの家に住む独身者に見立てた。
日本ではブームにならなかったが、一人の外国人が国際化への橋渡し役となった。香港で判事をしていたニュージーランド出身のウェイン・グルドさんだ。
パズルファンのグルドさんは、訪日の際にたまたま「数独」を見つけて夢中になり、インターネットの個人サイトで紹介した。さらにパズルを掲載した新聞を試作して、タイムズ社に持ち込み、採用となった。
英国の新聞界は、宅配率が低く店頭売りが大部分で、日々激烈な販売競争を展開している。この中で、各紙が「SUDOKU」欄の充実ぶりを競い、宣伝したため、あっという間に知名度が高まった。教師向け雑誌で、子供の知的発達を助けると太鼓判を押されたことも、「頭脳によいパズル」とのイメージを広げ、ブームに拍車をかけた。
米国では、ニューヨーク・ポスト紙が今年4月に掲載を始めたところ、たちまち人気コーナーに。ニューヨーク・タイムズ紙のパズル欄編集者ウィル・ショルツ氏は「すでに米国の主要紙の半分以上が扱っている。新しいパズルがこれほど短期間に広まったのは、クロスワード・パズルが熱狂を呼んだ1924〜25年以来だ」と話している。
フランスでもフィガロ紙が今年7月から掲載開始、解答を教える電話サービスには8月だけで約2万件の問い合わせが殺到した。(ロンドン 森千春、ニューヨーク 大塚隆一)
(読売新聞) - 10月15日14時33分更新
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