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外交のファンタジスタ
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世界各地で起こっている本当の動きを可能な限り紹介…
たかじん委員会8
番組では、ポスト小泉も含めて、11月に予定されている内閣改造の話に花が咲いた。女性の入閣が多く、次期内閣改造時にも女性議員の方が重要ポストを占める可能性が高いことが小泉内閣の特徴の一つだが、それもこの議論を面白くさせている一因なのだろうか。
さて、次期首相候補には4人の名前が挙がっているが、鴻池議員が麻生太郎首相を待望していることを表明したことは非常に意味がある。というのも、現在の自民党の中では、麻生首相待望の声が一番大きく、アメリカも麻生氏であればノーとは言わない。国民的な人気では安部晋三氏だが、筆者は麻生氏が最有力候補と考える。
本当の意味でのポスト小泉は安部氏で、彼が将来日本の政界を担うことは間違いないが、歴代内閣と比べて支持率の高い小泉首相の後釜は貧乏くじであり、すぐに後を継げば何をやろうが短期政権に終わる可能性が非常に高い(というより確実にそうなる)。
自民党もアメリカも、安部氏には長期政権を築いて欲しいので、すぐには政権をとらせず、リスクの低い閣僚ポストを経験させるだろう。福田氏や谷垣氏については、アメリカの承認が取り辛い。あまり聞こえのいい話ではないが、首相になる一番の条件はアメリカの承認なのである。
外相ポストについても面白い意見が沢山出ていたが、このポストについてもアメリカが深く関与してくる。従って、田嶋氏が推していた猪口氏は、彼女の政治信念を推し量ると、アメリカがノーということが濃厚なので、外相就任は不可能だろう。
橋本弁護士が、杉村大蔵氏を推していたのはブラックジョークで笑えた。言っておくが、杉村氏には無限の可能性があり、橋本弁護士が言っていたようにコミュニケーション能力には見るべきものがある。10年20年と議員生活を続ければ、いわゆる政治家らしい政治家になって、国政を担う存在になるかもしれない。
しかし、外相ポストは杉村氏に一番向かないポストだ。外交と言うのは、説明責任とは最も縁遠い世界だ。いや、両者は相容れない無関係の存在だと言っても過言ではない。100のうちの99は機密事項で明らかにされないし、この世界には時効という概念がないので、外交に関わる人々には墓場まで持っていくものが多い。小泉首相が、外交問題に関しては原稿の棒読みが多いのは、金美鈴氏が言ったように、言えない事があまりにも多いからである。
メディアに出てくる情報も殆どがパフォーマンスで、決して国民が真実を知ることはない。よく言われる「水面下」とか「二重」とかいう外交チャンネルも全てパフォーマンスで、そう言えば信憑性が付くだろうというメディア側の見せるテクニックに過ぎない。本当のアングラ情報は絶対に表に出ない。
従って、外相に一番必要な素養は口の堅さである。人間の根っ子というものは一朝一夕に変えられるものではない。杉村氏は、ほとぼりが覚めれば、またリップサービスが多くなるだろう。かつて、田中真紀子氏が外相を更迭されたことがあったが、更迭の直接の原因は、田中氏が9.11の直後にアメリカ国務省の退避先をばらしてしまったからだ。アメリカが杉村氏を信頼する理由はどこにもない。というより、一年生だから常識的にも抜擢はありえないだろう。
内閣改造を予想するとき、筆者が重きを置く視点の一つにアメリカの意向がある。外相の他にも、経済産業相や防衛庁長官といったポストには首を突っ込んでくる。日本は今、アメリカとの間に米軍再編問題を抱えている特別な時期でもあるので、この見方はヒントになると思う。
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