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ちょっと待ってください。確かにこの情報が真実なら、911事件が当局の陰謀だったことが直撃的に分かるので甚大な意味があります。
しかし、です。
バーバラ・オルソンが発見された場所がポーランドとオーストリアの国境沿いだと記事の筆者トム・フロッコは以下のように書いていますが、考えても見てください、この両国は隣接していないんです(笑)、つまり、国境沿いで発見などというのは、そこからしておかしいわけです。世界地理を習っている最中の中学生ならこれがデタラメであることを見抜けるわけです。
"French and American intelligence agents have arrested Barbara Olson, the wife of a former Bush administration official, a few days ago on the Polish-Austrian border, according to agents close to and with knowledge of the incident."
筆者フロッコはエージェントからそう聞いたというその情報を二重三重にチェックしないのでしょうか?たとえば、ポーランドとオーストリアの国境って言っているが、具体的にはどこなんだろう、あれ、そういえば、そもそもこの両国は隣接していたっけ?てな具合に。フロッコはこの程度の確認もせず、イェロー情報を世界に発信している程度の人だということです。
また、いまは訂正されましたが、フロッコの第一稿ではBarbara Olsen(オルセン)と表記していますが、正確にはBarbara Olson(オルソン)ですね。これほど劇的な重大情報の扱いはそれが世界をかけめぐるだけに、厳重に脇を固めなければならないのですが、フロッコたちに冷静で慎重さがないことジャーナリストならやってはいけないオッチョコチョイぶりが、ここでも感じられます(もしジャーナリストが重大人物の名前を間違えるとしたら、失格させられます)。
また、この情報を裏付ける情報が一切出ていません。足のない幽霊情報です。ですから、現時点では、残念ながら眉唾として、疑わしいとして扱うのが正当だと思われます。慎重な扱いが必要なレベルです。たしかにあまりに重大な情報はその分非常に強固な裏付けが必要になります。これらのことは、このいつものお騒がせ屋フロッコやスコルニックの情報が出回ると同時に、レンズコムでやはりたしなめられています。
http://www.rense.com/general67/olsen.htm
サラさんが以前投稿された別のお話も同じ。ニューオリンズの堤防決壊の際、軍のダイバーが潜って壊れた堤防の一部に不自然なものが残っていたことを発見し、それをそのダイバーが潜水服に隠し戻って来て、同僚にそのラボで調べさせたら爆発物が発見された。という情報をサラさんはそれが信用に値するものとして扱っていました。
どうやらハリケーンが通過した後に、意図的に堤防が爆破されたといううわさは本当のようですね、と。
しかし、この情報も、一切、他の裏付け情報がありません。未だに補強情報も一切ない。ことのときの情報ソース自体も、どこの誰だか全く不明のものです。この時もやはりレンズコムが厳しくたしなめています。
http://www.rense.com/general67/exple.htm
阿修羅は2チャンネルじゃないんですから(笑)。びっくりマークをつけたこのような安直なセンセーショナリズムには簡単に乗るべきではありません。インターネットの世界でも、デタラメ情報、ガセネタ、情報操作が非常にありますから、慎重で冷静な判断が望まれます。多面的な判断が必要です。
阿修羅知識人のバルセロナから愛を込めてさんのお書きになるものには常に敬意を覚えていますが全く裏付けがないこのような潜水夫爆発物情報やらに安直に乗られる姿に非常に失望しています(失礼!)
http://www.asyura2.com/0505/jisin13/msg/166.html
これらの情報が間違っていると言っているのではありません。今後補強情報が出てくるかもしれませんし、それを強く願うものです。しかし、これらは「現時点では」、裏付け情報がまったくないので、厳しい目で、つまり疑いの目で見るのが相当である「色物情報」だということです。
無根拠情報にかき回されることなくとにかく落ち着いた思考を持ちませんか?
皆さんのご活躍ご健勝を。
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