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小泉自民党の勝因(ネタロウ日記)http://blog.so-net.ne.jp/netarou/
今回の衆議院議員選挙で小泉自民党が圧勝した。勝因を郵政民営化の賛否に絞った首相の劇場型手法が、予想以上に功を奏したためとする論調が一般的である。はたしてそうであろうか。私は主要な勝因は別の所にあると考えている。最近の日本を取り巻く国際情勢は厳しさを増してきている。中共、韓国の反日運動、中共の国体維持に絡むファシズム化、北朝鮮の核武装、さらにアメリカの弱体化など今まで経験したことのない事態を迎えている。国民は馬鹿ではない。危機を敏感に察知した国民が強力な指導者を求めた結果であり、馬鹿はマスコミや評論家のほうである。有権者はこの難局を乗り切れる総理大臣として小泉に圧倒的支持を与え選んだのである。靖国参拝を否定する岡田民主党では難局は乗り切れないと考えたのだ。
韓国の反日や北朝鮮の核武装などは大きな問題ではない。問題は中共の巨大化であり、アメリカの弱体化のほうである。今、中共は世界に大きな影響を経済、軍事両面に与えてきており、経済的には日本の最大の貿易相手国であり、日本は中国からメリットを享受している。反面、軍事的には日本は中共の仮想敵国とされておりアメリカの弱体化とともに脅威は増加傾向にある。また中共は共産党一党独裁国家であり内政は不安定で国内の暴動は年間数万件を数えて年々増加している。従って中共は政権維持のために日本をスケープゴートにせざるえない構造になっており、歴史教科書、靖国参拝反対など些細な日本内政に干渉してきているのである。
さらに中共から今後受けるであろう脅威はこれだけでは済まない。中共のGDP成長率は20年以上にわたってプラス成長を続けているが、そろそろ停滞がやってくることが予想される。もし、不動産バブル崩壊、元切り上げ等を契機に成長率がダウンすれば、中国国内での失業者の増大による混乱を契機に政権崩壊が予想される。この経済的混乱は世界に波及し経済的大津波となり日本もただでは済まない。中共は政権崩壊を防止するため覇権国家を目指しているが、この覇権主義は周辺諸国と戦争を引き起こすリスクが大きい。一党独裁体制の元では豊かな文化も現代文明も育ちがたく、さらに中国が発展するには民主化が不可欠だ。しかし民主国家への転向に伴う混乱から日本が受ける影響も小さくはない。
以上述べたような中共から日本が受ける脅威は戦後60年間には存在しなかったリスクである。大げさな言い方をすれば国の浮沈に関わる問題である。こんな現状から見ると郵政民営化など消し飛んでしまうのである。年金も税制改正も同様である。しかし、賢明にも我が国民は独特な政治感性と強力な指導性を持つ小泉を選んだのである。それに引き換え民主党は現状にマッチしていない一時代前の土下座外交と有権者は感じたのである。同様にマスコミや評論家も古い、現状を把握していない。グローバル時代における政治は内政だけでは動かないのである。それにしても日本のマスコミの中共に関する報道は遺憾である。暴動等の中共に不利な報道は流されないのである。これは情報操作ではないのか。
今回の選挙で嬉しいことがあった。投票率が67パーセントと高かったこと。20〜40代の若年層が投票に参加し、その自民党支持率が40パーセントを超えて高かく年代が上がるごとに低下する逆転現象を呈したことは小泉自民党勝利に貢献した。同様に若手国会議員が増加したことである。若年層はパソコンを軽々と扱う世代でありIT時代に力を発揮し時代を変える力になる。また総理大臣は誰がやっても同じと言う概念が否定されたことも嬉しい。気がかりは民主党の弱体化であり、政治も競争相手がいなければ向上しない、簡単に消滅されては困るのである。是非、強力で新しい党首を発掘して再出発してほしい。小沢、管、鳩山などは古いと考える。
坂眞様、ブログ「依存症の独り言」何時も楽しく拝見しています。私が読む中での一番ブログです。鋭い切り込みを感心しながら読んでます。がんばってください。
参考文献
1 小泉劇場なんて言わせない : 坂眞 ブログ「依存症の独り言」2005/9/12
2 中国人に会う前に読もう : 泉 幸男 文芸企画 2005/7/29
3 日米は中国の覇権主義とどう戦うか : 日高義樹 徳間書店 2005/7/22
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