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崔先吉夫人の大暴れ
そんなある日、三千浦へ李鳳雲長老が突然訪ねてきた。李長老は、
「水晶洞の教会がたいへんなことになっています。崔先吉さんが、文鮮明先生が婦人の食
口たちと復帰の儀式(セックス)をやっているのを見て暴れ出し、食口たちを全部、追い
出してしまいました。そして、水晶洞の教会を崔さんが家財道具ごと売り払って、教会が
なくなってしまい、集会もできない状態になっているのです。できるだけ早く戻ってきて
下さい」と私に言った。
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あとでわかったことだが、文鮮明の復帰の儀式に名をかりた目に余る乱脈なセックスに
腹をたてた崔先吉夫人は、水晶洞教会で大暴れして、女の食口たちを叩き出した。恐れを
なした文鮮明は、女たちを連れてソウルヘ逃げ、清進洞に隠れ家を借りて女たちと住ん
だ。
しかし、そこもわずか一週間で崔夫人に突きとめられてしまった。私が釜山の専売庁支
店から帰る直前、文鮮明はあわてふためいて女たちを四散させ、命より大切なはずの原理
原本の草稿もそのままに、崔夫人から逃げ出したのである。
女の食口たちに囲まれて暮らすことは、つまり乱れた「女護が島」を意味する。なぜな
ら文鮮明を取り巻く女食口たちは、復帰原理に沿って身体を開き、再臨メシアを自称する
文鮮明とセックスを最低三回はしなけれぱ、女として復帰の資格が与えられないからだ。
当時、文鮮明を先生と仰ぎ、その原理を盲信していた私は、しばしば復帰の実践現場で
あるセックスを目撃したり、宗教儀式にそぐわない女食口たちの、狂態や矯声を見聞した
こともある。だが、あくまでもそれは、再臨主としての務めだと解釈していた。
一方で、どうしてもわからなかったことは、なぜ再三にわたって尻に帆をかけたように
崔夫人から逃げ出すのか?だった。メシアなら妻の前でも堂々とやれぱよいのに、妻一人
伝道できなくて、どうしてこの世が救えるのか?と疑問が湧いてきたのも事実だった。
それともう一つ。あれだけ大切な、伝道には欠かせない原理原本を放り投げて逃げ出し
た文鮮明に、言行不一致の疑いを持ったのも事実である。
清進洞から逃げた文鮮明は、また別の場所で女と一緒だったが、それがまたとんでもな
い事件に発展していくことになった。(「六マリアの悲劇 真のサタンは文鮮明だ!! 統
一教会創始者 朴 正華 恒友出版」 P.81 より)
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