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赤報隊
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投稿者 嶋津順成 日時 2005 年 7 月 16 日 14:00:00: .nY7mF8JnRPj6

 先日図書館で「赤報隊」の真実という本があったので借りた。一橋文哉の本なので、阿修羅の面々には読んでいる人も多いだろう。本屋で買った「公明党・創価学会の真実」は脇に置いて借り本の方を先に読むことにした。未だ読んでない人のために概要と感想を書き留めておこう。

   赤報隊の正体ー朝日新聞阪神支局襲撃事件ー   一橋文哉 著
 116号事件は1987.5.3.朝日新聞阪神支局襲撃事件をはじめ同一犯とみられる八件の殺人、放火、爆破未遂器物損壊事件である。当時も靖国参拝問題、教科書問題、で世情が揺れ動いていた頃だ。
 阪神事件では朝日新聞の小尻知博記者(29)が殺害され、犬飼兵衛記者(42)が全治3ヶ月の重傷を負った。現場はグリコ・森永事件現場から一キロあまり、また、西宮だから尼崎の隣町でもある。
 この事件は、住銀、イトマン事件の許永中被告をはじめ、暴力団、右翼団体、企業舎弟、えせ部落解放団体、また、首相経験者を含む大物政治家銀行頭取ら企業トップの複雑にからみあう利権、権力闘争の中からうまれた。
 直接的には平和相互銀行事件の取材にからみ、小尻、犬飼記者が半個人的に調査していたものが大物の尻尾を踏んだ格好になり、朝日に対する恫喝を含めて起きた事件といえる。また、時の竹下首相には、「守ってやっているんだぞ、わかっているな」という、メッセージの意味もあったようだ。
 著者が犯人と思われる人物真田茂之に2回目の取材を試みたのち、半月もしないうちにこの実行犯は、不思議に「病死」している。実行犯が先生と呼ぶ右翼の大物は名前を伏せられているが、有力な同和団体の代表も務め、114号事件(グリコ・森永事件)にも人的かかわりがあるという。
 朝日新聞の社長は「真相を知っているはずだ。」(暴力団幹部)という証言もある。また、朝日が組織的に真相を覆い隠そうとしている兆候もあるらしい。事件の真相を知ると思われる多くの人物がすでに死亡している。殺された者も、不審な自殺をしている者も数人いる。例によって、「ホテルの一室で」というやつだ。当の竹下も既に亡い。真相をおおやけにしても良い頃だが、朝日もたとえ真相を掴んでいても今更そのようなことはできるはずがない。
 刑事部門と対立する公安警察が「思想犯」として、捜査を迷走させた意図も気になるところだし、特命捜査班の有力メンバーが配置転換させられたり、ある雑誌社も別の好条件の話で116号事件の取材を抑えられたりした経緯など、未解明の部分もある。
 その他、事件を調査する中で、統一協会が大量の散弾銃を求め、信者にも横流ししている様子も浮かび上がってきた。
 また、暴力団、右翼、えせ部落解放同盟などの熾烈な経済闘争の様子も描いている。

 下手な推理小説を読むよりはるかにおもしろかった。著者が右翼幹部に取材する件は背筋が寒くなるような感覚も覚えた。私だったらここまではできまい。
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