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[東京 1日 ロイター] ライブドア<4753.T>の堀江貴文社長は、ロイター通信のインタビューに応じ、フジサンケイグループとの業務提携の狙いについてあたらめて説明した。その中で堀江社長は、既存メディアの大きな価値として、リーチ(閲覧率)とブランド力を挙げ、これにライブドアのポータル(玄関)サイト機能をはじめとするインターネットを組み合わせることが、事業の発展につながると重ねて強調した。
<コンテンツよりも、リーチとブランド>
「放送業界の人たちは自分たちの持っている一番の資産はコンテンツ(情報の内容)というが、それよりも大事なものがある。放送局が持っているもので一番価値があるものは、リーチとブランドだ」──。堀江社長はこう説明。今回の事業提携申し入れは、この2つをグループに取り込むことで、インターネットビジネスを拡大することにあることを重ねて強調した。
ただ、既存メディア側からは、ビジョンばかりで、具体的に何をしたいのかが見えないとの批判も出ている。これにについて堀江社長は、「コンセンサスがとれないからこそ、ビジネスチャンスがある」と反論。その上で、「われわれは、夢のようなことをやろうとしているわけではない。そんなものはあるはずもなく、(インターネットを取り込むことで)地味に便利になるところが収益につながる」と述べ、既存技術を組み合わせるだけでも収益を高めることは可能だ、との考えを示した。
<ヤフーとの差は、リーチの差に尽きる>
堀江社長は、業界最大手ヤフー<4689.T>との差について、「リーチの差に尽きる」との見方を示した。同社長は、これから高い成長が見込める事業のひとつとしてインターネット・オークションを挙げ、「(リーチが増えることで)ライブドアのオークションにヤフー並みの会員数がなだれ込んできたら、ヤフーみたいになる(高い収益をあげられる)」と指摘。サービス内容が同じであれば、あとはリーチを高めることだけを考えればよく、その手段としてのフジサンケイグループへの事業提携申し入れだったことを、あらためて強調した。
<既存メディア使いリーチを高められるのは、あと2─3年>
一方、堀江社長は、インターネットの発展で、放送局を取り巻く環境が近い将来激変すると予想。放送局を使いリーチを高められるのは、「あと2、3年」との見通しを示た。「環境が激変する前に準備しておく必要がある」とし、ライブドアとの提携はフジサンケイグループにとっても、決してマイナスにはならないと訴えた。
ただ、フジサンケイグループ各社は、ニッポン放送<4660.T>がライブドア傘下に入れば、ニッポン放送との取引を停止する意向を示している。これについて堀江社長は、「ニッポン放送を買えれば関係ない」と切り捨てた上で、「しっかりとした目的があれば、新株発行は取締役会の決議だけでできる。フジテレビ<4676.T>買収のための資金が必要だからとの理由で新株を発行することも可能だ」とし、ニッポン放送子会社化を軸としたフジテレビ買収の可能性についても言及した。
一方、一部から批判が出ている時間外取引でのニッポン放送株取得については、あらためて合法であることを主張。その上で、「あれしか方法がなかった。われわれが先に(ニッポン放送株を)TOBをかけていたら、逆にかれら(フジテレビ)が時間外取引でニッポン放送株を取得していた可能性もある。そうなれば、かれらの方が圧倒的に有利だ」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000133-reu-bus_all
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