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南京への道・史実を守る会より、夏淑琴さん名誉毀損訴訟口頭弁論のお知らせです。
日本軍によって家族を殺された夏淑琴さんが、亜細亜大学教授の東中野修道氏と、その著作「『南京虐殺』の徹底検証」を発行した展転社を訴えている裁判です。
======== 夏淑琴さん名誉毀損訴訟・第7回(最終)口頭弁論 ========
日時: 7月27日金曜日午後1時30分
場所: 東京地方裁判所 709号法廷(前回と同じ)
事件番号: 平成18年(ワ)第9972号 損害賠償等請求事件
*傍聴席40人分 30分ほど前から抽選券配布の見込み
(地図)
http://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai.html
(傍聴券交付情報)
http://www.courts.go.jp/search/jbsp0010?crtName=15
==== 報告集会 ====
日時: 7月27日金曜日午後2時〜4時(会場予約時間)
場所: 弁護士会館 5階・508AB室
(地図)
http://niben.jp/map/index.html
この裁判は昨年6月の第1回公判以来6回の口頭弁論が行われましたが、次回は原告・被告双方が15分ずつの口頭弁論を行い、結審となります。判決は10月後半が11月になる見込みです。
前回(6月29日)は傍聴席40に対し抽選券の発行は22枚という、寂しい人数でした。27日は是非多くの方々に集まっていただきたいと願います。よろしければ報告集会にもご参加下さい。
1937年12月13日、南京市内に侵入してきた日本兵によって、夏淑琴さんは家族7人を殺害され、自分も銃剣で傷つけられました。今も夏さんの背中や脇腹にはその時の傷跡が残っています。当時南京在住のアメリカ人宣教師ジョン・マギーは事件の現場を調査し撮影フィルムとその解説文(英文)を残しています。
しかし亜細亜大学教授・東中野修道氏は、この解説文の中の曖昧な表現に目を付けました。
「それから、兵士たちはもう一人の七、八歳になる妹も銃剣で突き殺した。同じくその部屋にいたからである。」
「その八歳の少女 the 8-year old girl は傷を負った後、母の死体のある隣の部屋に這って行った。無傷で逃げおおせた四歳の妹 her 4-year old sister と一緒に、この子はここに十四日間居残った。この二人の子供はふかした米を食べて生きた。」
(東中野氏による翻訳)
「七、八歳になる妹」とは、Hsia(シア=夏)の一家の5人姉妹の三番目の娘であり、夏淑琴さんのことを指しているのですが、この翻訳では殺されたことになっています。
「だから、生き残った『その八歳の少女』は、夏一家の娘ではない。夏一家の生き残りと称す人物は信用できない」――と氏は主張しました。
しかし「七、八歳になる妹も銃剣で突き殺した」という翻訳に誤りがあります。
原文は“The soldiers then bayoneted another sister of between 7-8”ですが、
“bayonet”という動詞には「銃剣で突き殺す」「銃剣で突く」という二つの意味があり、必ずしも殺害を意味するものではありません。
また“the 8-year old girl”という表現は、その文章の中に一度は登場している人物を指すものであり、“another sister of between 7-8”と同一人物であると判断せざるを得ません。
恐らく氏は意図的に誤訳したのだろうと思われます。これは事実を無視した誹謗中傷になります。
被告側(東中野氏の弁護側)はこれまでいくつものの準備書面を提出し、氏と同様の翻訳をしている書籍などを提示して誤訳したわけではないと主張してきました。しかし氏が主張するように「夏淑琴さんは生き残った『8歳の少女』とは別人だ」と結論付けている書籍は存在しません。それに氏が引用している多くの資料を少し読み進めば、夏一家の5人姉妹の3番目の娘(夏淑琴さん)こそ、事件の生存者であることは明白です。
たとえば氏の著書は、「南京難民区の百日」(笠原十九司/著 岩波書店)に引用されているアーネスト・H・フォースター(Ernest H. Forster)というアメリカ人宣教師の記録を孫引きしているのですが、氏が引用していない部分には、「夏家」の「八歳の少女」は「背中と脇腹を刺されたが、殺されずにすんだ」という記述があります。
氏は恐らくこれも承知の上で、夏さんをニセの証言者に仕立て上げようとしたのです。
また氏の弁護団も、このような記述を正当化するために準備書面で詭弁を弄し、論点を拡散させ、審理を混乱させようとしています。前回公判(6月29日)に於ける突拍子もない発言も、裁判を長引かせたい一心から思わず口をついたのかもしれません。
原告側の弁護士が裁判長に、「判決日は余裕を持って決めて欲しい、夏さんをお招きしたいがビザの関係などで準備が必要だから、3ヶ月前に決まれば充分」という要請したところ、
被告側弁護士は「夏さんが来日するのなら、尋問を行って欲しい」と、理解しかねる発言に出たのです!
つまり「判決日に来日出来るのなら、口頭弁論のためにも来日し、尋問を受けることが出来るだろ?」という要求だったようです。二回に分けて来日しろということです。ならば一回分の旅費や宿泊代を負担して欲しいものです(笑)
しかしこの要求は裁判長が、「事件があったかなかったか審理するつもりはなく、原告の名誉がどのように傷つけられたか判断するので、本人尋問など不要」と退けました。
そもそも「夏さんは事件の被害者と別人」などと東中野氏が記述したことが発端です。それが正しいというのなら、東中野氏本人こそ出廷し尋問を受け、自分の記述が正しいことを立証するべきではないでしょうか?(氏は一度も出廷していません)
法廷でのこのような発言に加えて、準備書面では同じような主張を何度も繰り返し、被告本人の陳述書提出に至っては3ヵ月もの締め切りを要求した被告側の態度は、この裁判を愚弄しているとしか思えません。相応の判決が下ることでしょう。
戦争犯罪の被害者・証言者の名誉を守り、歴史の事実を正しく伝えるためにも、この裁判に勝たなくてはなりません。その為にも一人でも多くの方々に集まっていただきたいのでよろしくお願います。
*東中野氏の主張の問題点については、これらのサイトで詳しく論じられています。
南京大虐殺 論点と検証
http://wiki.livedoor.jp/kknanking/d/%c6%ee%b5%fe%c2%e7%b5%d4%bb%a6%a1%a1%cf%c0%c5%c0%a4%c8%b8%a1%be%da
夏淑琴さんは「ニセ証人」か?−東中野修道氏『SAPIO』論稿をめぐって−
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/kashukukinsapio.html
続・夏淑琴さんは「ニセ証人」か?−東中野修道氏『「南京虐殺」の徹底検証』を検証する−
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/tetteikenshou.html
・・南京への道・史実を守る会・・・・・・・
URL: http://www.jijitu.com
(認識番号を失念したので、HNを変更しました)
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