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2007-06-21 05:16:37
テーマ:IPO
大証は中国でオンラインゲームを展開するナインユー・インターナショナルの大証ヘラクレスへの上場承認を発表した。しかしながら、この会社はネット上の評判等は非常に悪い 。業績は伸びているのだが、そのゲーム自体がどう見ても日本のゲームのパクリだと言われている。もちろん、同社はオリジナル を主張している。某日本企業は、訴訟を起こしたいに違いない。それ以上、同社が「契約ストラクチャー」なる方式をとっていることや、株主のほとんどがタックスヘイブンの所在等、それだけを聞くと非常にわかりにくく、怪しげな雰囲気。きちんと審査されているのであろうか。ちなみに、同社は直前期の売上が70億弱にもかかわらず、今回の上場時に公募売出しで9.7万株を公開する。想定発行価格の上限で換算すると191億円を日本市場で吸収することになる。
今週号の週刊ダイヤモンド によると、海外企業として東証マザーズに上場した新華ファイナンスの疑惑記事が出るなどもあり、取引所側が海外企業を誘致したい事情はわかるものの、拙速に上場を許すわけにはいかない。上場海外企業の投資にあたっては細心の注意が必要だ。
(Investment Nuggets)
日本の証券市場監視体制は不十分。
いきなり検察官が介入したのでは、ますます新興市場の評判を落とすであろう。
長期低落傾向は終わりそうにない。
特に外国の胡散臭い企業が上場し日本から富を奪っていくことがないとはいえない。
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