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【ロシア政治経済ジャーナル】NO452はじまった第2次ロシア革命工作1
(これまでの動き)
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm
★はじまった第2次ロシア革命工作1(これまでの動き)
「1、ロシアでカラー革命(ボルシチ革命=仮称)をおこす
07年末には下院選挙があり、08年3月には大統領選挙がある。
そして、2期務めたプーチンは立候補できません。
グルジア・ウクライナ・キルギスで革命を成功させたアメリカは、第2次ロシ
ア革命を画策している。
そして、プーチンもその危険性を承知していて、「NGO規制法」を成立させ
ています。
(3国の革命では、アメリカ系NGO・NPOが大きな役割を果たした。)」
(ロシア政治経済ジャーナルNO434 07年1月6日号 2007年問題)
「絶対親米(^▽^)の私としては、こっちを期待しているのですが。。。
しかし、現時点では米ロ対立が最後まで進む可能性が高いです。(涙)」
(同上)
「このように、今年世界はイラン問題・ロシア問題を中心に回っていくでしょう。
見かけはイラク問題・北朝鮮問題ですが、実際はイランが最重要。
ロシア問題は重要でも、なかなか日本では報道されないでしょうね。
RPEを読んでくださいということです。」(同上)
全世界のRPE読者の皆さまこんにちは!
RPE北野です。
予想とおりというか予定どおりというか、はじまりました。
↓
「ロシア 反プーチン3000人デモ、治安部隊が実力粉砕
4月15日10時14分配信 毎日新聞
【モスクワ杉尾直哉】ロシアのプーチン政権に反対する市民約3000人が
14日、モスクワ中心部でデモ行進を行った。
デモはモスクワ市当局の許可を受けておらず、治安部隊約7000人が出
動し、参加者をこん棒で殴りつけ、実力粉砕した。
インタファクス通信によると、デモを呼びかけたチェスの元世界王者、カス
パロフ氏ら約170人が拘束された。」
↑
これが「アメリカと関係ある」(^▽^)というと、「トンデモ系か!」と大抵の
日本人はいうでしょう。
しかし、決め付ける前に、少なくともこの号を最後まで読んでみてください。
▼米ロ冷戦の流れ
新しい読者さんもたくさんいるので、簡単にこれまでの流れを振り返って
みます。
01年、9.11とそれにつづく、アメリカのアフガン攻撃。
プーチンさんは、アメリカ支持の立場を明確にし、米ロ関係は好転します。
02年、イラク問題をめぐって米ロは対立を深めていきました。
ロシアは、石油大手ルコイルなどが、イラクの石油利権に食い込んでいた。
03年イラク戦争。
アメリカの最重要戦略は、ドル体制を守ると同時に、世界の石油・ガス利
権を確保すること。
なぜかというと、アメリカの石油は後10年くらいで枯渇しはじめるという予
測なのです。
米エネルギー省の予測だと、ロシアは石油埋蔵量で世界2位、天然ガス
はダントツ世界1位。
これを何とか抑えたい。
目をつけたのが、当時石油最大手だったユコス。
具体的にはエクソンモービル、シェブロンテキサコが02〜03年にかけて、
ユコス買収交渉をしていました。
ところが、プーチンさんは03年10月、最高検に命令し、ユコス社長のホド
ロコフスキーさんを脱税・横領などの容疑で逮捕してしまいます。
これでアメリカの野望は崩れた。
怒ったアメリカは03年11月、旧ソ連(ロシアの旧植民地)・コーカサスのグ
ルジアでバラ革命を起こします。
この話トンデモ系と感じる人はタダの勉強不足。
なんといっても前大統領が言っているのですから。
↓
03年11月29日付朝日新聞。
「混乱の背景に外国情報機関 シェワルナゼ前大統領と会見
野党勢力の大規模デモで辞任に追い込まれたグルジアのシェワル
ナゼ前大統領は28日、首都トビリシ市内の私邸で朝日新聞記者らと
会見した。
大統領は混乱の背景に外国の情報機関がからんでいたとの見方を示
し、グルジア情勢が不安定化を増すことに懸念を表明した。
前大統領は、議会選挙で政府側による不正があったとする野党の抗
議行動や混乱がここまで拡大するとは「全く予測しなかった」と語った。
抗議行動が3週間で全国規模に広がった理由として、
「外国の情報機関が私の退陣を周到に画策し、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
野党勢力を支援したからだ」と述べた」
アメリカはついで04年末にウクライナでオレンジ革命、
05年3月にキルギスでチューリップ革命を起こします。
革命で追い出されたアカエフ大統領(当時)はなんといっているか?
「政変では米国の機関が重要な役割を果たした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
半年前から米国の主導で『チューリップ革命』が周到に準備されていた」
~~~~~~~~~~~~~
(時事通信05年4月7日)
(詳しくは、本文下の「ぶった斬り」をゲットしてください。)
これで、ロシアのKGB軍団は、アメリカとの対決を決意します。
それまでロシアは、「仮想敵NO1はアメリカ、仮想敵NO2は中国。で
きれば米中戦って両方滅べ!」と考えていた。
しかし、「とりあえず中国と一体化し、アメリカを没落させよう」となった。
05年は中ロが一体化した年。
両国は、国境を画定し40年の領土問題を解決。
初の合同軍事演習も行います。
さらに、両国が主導する上海協力機構(SCO)は、インド・パキスタン・イラン
(!!!)を準加盟国に迎え、多極主義の中心勢力にしました。
06年1月、KGB軍団は、「第2次ロシア革命対策」をスタートさせます。
具体的には、アメリカの革命資金がNGO・NPOを通して入ってこないよう、
規制を強めた。
「ロシアでは二〇〇七年に下院選挙、〇八年に大統領選挙が予定されてお
り、〇四年秋のウクライナ大統領選挙に合わせて起きた「オレンジ革命」の
ような政権転覆の動きが起きることを強く警戒している。
プーチン政権は、ウクライナには外国の資金が流入し、外国人が多数協力
したとみており、これらの新法導入は、ロシアでの“革命再来”の阻止を念
頭に置いたものであることは間違いない」(産経新聞 06年1月23日)
NGO規制法は、「ロシア革命阻止」のために作られたと産経新聞がいって
いるのです。
06年6月、ロシアは原油をルーブルで売り始め、ドル体制に大打撃を与え
ます。
07年2月、アメリカとNATOは、ロシアのすぐ近く、チェコとポーランドにMD
システムを配備することを決めます。
ターゲットはもちろんロシア。(イラン・北朝鮮が対象という建前)
さらにアメリカは、カムチャッカ半島に近いベーリング海アリョーシャン列島
にもMDシステム(海上レーダー施設)を設置。
激怒したプーチンさん。
ドイツのミュンヘンで開催中の安全保障会議に乗り込み、痛烈にアメリカを批
判しました。
一体何をいったのでしょうか?
プーチン「一極世界も成立しなかった。どんなに言葉を飾っても、(一極世界
の)意味するところは一つだ。
一つの権力の中心、一つの力の中心、一人の主・一人の主権者の世界。
これはシステム自体にとっても、主権者自身にとっても破滅的だ。
なぜなら、内部から崩壊するからだ。」
プーチン「今の世界にとって、一極モデルは受け入れがたいだけではない、
不可能なのだ!」
「(一極世界は)民主主義とは何の共通点もない。なぜなら民主主義は、大
多数の権力だからだ!」
「民主主義を他者に教える人々は、自分たちでそれを学ぼうとしない!」
この演説、アメリカは「ロシアがアメリカに宣戦布告した」とうけとりました。
まあ、ここ数年の両国の動きを振り返ってみれば、どっちもどっちという気
がします。
しかし、一ついえることは、米ロが対立し、中国だけは漁夫の利を得ている
という事実。
さすがです。
次号から、現状を見ていきます。
今回は、誌面の関係で非常に短縮して書きました。
米ロ冷戦についての詳細を知りたい方は下の情報をゲットしてください。
1から10まで全部わかります。(次号へつづく)
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