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インテリジェンスの業界レポート
リターンマッチで勝つ!第二新卒の逆襲
新卒採用を行う企業の半数は第二新卒も採用しているという。つまり第二新卒採用はもはや「当たり前」の状況なのだ。しかも、採用された第二新卒者に対しては、「新卒者より優れている」との評価も少なくないという。
第二新卒は新卒より「使える」!?
「第二新卒」という言葉はすっかり定着した感がある。当初は学校を卒業してからすぐに就職せず、卒業した次の年やそれ以降にはじめて就職する人、というニュアンスが強かったが、ここ数年では、新卒でいったんどこかで働き、その後2〜3年で別の会社に転職する人についても「第二新卒」と呼ぶようになった。現在ではむしろそちらの色のほうが濃いかもしれない。
こうした転職の中には、「リターンマッチ転職」と呼ばれるパターンもある。そのココロは、学生時代の就職活動で内定を勝ち取れなかった会社に、現在の自分の意欲や経験をアピールして第二新卒で転職を実現する、ということ。そんなリターンマッチを狙う人に勇気を与えるような調査結果が発表された。
先日独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表した「第二新卒者の採用実態調査」の結果によれば、第二新卒者を採用した企業のうち半数以上が「(新卒者より優れているか劣っているかは)どちらともいえない」とし、2〜4割の企業が「第二新卒者は新卒者より優れている」としている。特に評価が高いのは「職業観、勤労意欲」「基本的な生活態度、言葉遣い、マナー」などだ。
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「社会人経験2年」「25歳」がメド
採用に当たっては、第二新卒者を中途採用者枠で採用している企業が51.9%、新卒者と同じ枠で採用している企業が40.1%となっており、企業によって対応は異なっている。当然、「中途採用枠」の場合は「勤務経験あり」を条件とする場合がほとんどだ。一方、新卒者枠で採用している企業では、初任給や研修・教育といった部分でも新卒者と同じ扱いになるところが多く、まさに「キャリアリセット」という言葉通りの扱いになる。
第二新卒者を採用するときの条件では、中途入社枠で採用する企業の場合、最終学歴卒業後の年数が「2年」だと8割、「3年」だと5割の企業が受け付けるとしている。一方年齢では「25歳」だと9割以上の企業が、「26歳」だと6割の企業が応募を受け付けるとしており、社会人経験2年、年齢25歳くらいまでが企業から見た「第二新卒」のイメージのようだ。
では、第二新卒として見事「リターンマッチ」に勝利するには、何が必要なのだろう。先ほどの「第二新卒者が新卒者より優れている」とする割合の高い項目から考えると、「仕事についての考え方がしっかりしている」「社会人として当たり前の行動がきちんとできる」ことがポイントとなるようだ。
新卒の社員がそろそろなじんできたこの季節。活躍を始める彼らを横目に、リターンマッチの準備を着々と進めるのも、悪くない。