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世の中、ひとたび「そうするのがいい」ということになると、こぞってそれに邁進し、競い合いますね。
その一つとして「知識を得るのはいいことだ」という命題があると思います。
よく本を読み、知識を増やすことが、世界を理解する最上の道であるかに思うかもしれません。
教育では読書を奨励するため、従順な人は本の魅力に目覚め、本の虫になってしまう、ということが有るでしょう。
そうやって知識を得た人というのは、知識を活かせ、知識を盛り込める話のほうに吸い寄せられる走性(性向)があるようです。
議論などを見ていると、好んで迷路に入っていくようにも思います。
思うに、結論が遅延されれば、色々考えられて、それだけ楽しいからでしょう。
こうした有りさまを見て、知識に振り回されている、というのは簡単でしょうね。
ただ、そうだとすると、教育水準が上がって、世界中の人々が知識に振り回されている、という怖いような滑稽な図が、脳裏に浮かばないでしょうか。
さて「マッサージ効果」というのは、触って欲しいツボやコリに刺激を行き渡らせようとする気分を前提にしているつもりです。
しかし、手を骨折した人にマッサージしている暇は無いと思うわけです。