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(回答先: ハードパンチャー君、総合について参考になった。 投稿者 格闘オヤジ 日時 2005 年 3 月 24 日 22:20:15)
私はキックボクシングに憧れて格闘を始めた。
ラモンデッカー、ロブ・カーマンが理想だった。
小学生の頃から空手を習い、中学生の頃からボクシングにも通うようになった。
UWFにはまり、総合的なプロレスに魅力を感じた。
その後、平直行を見て感動し、総合をやりたくなった。
リングスでハンVSフライに更なる格闘の深奥を見たような気がした。
私のベースは完全な「打撃」だった為に、倒される前に何とかしようという戦略が多かった。
サンボも習いある程度自信が持てるようになってからは、相手のスキルによって対応している。
そんな自分とミルコを比較すると大変な違いに気付く。
倒された後のミルコはディフェンスに徹し、中途半端な間接などが相手にスキを見せる事だと熟知している。
ミルコは倒されない事を徹底的に磨き上げた。
総合をやるものにとってタックルへの対応は「上から潰す」事が基本とされていた。
ミルコは相手より腰を低くし下から持ち上げてタックルを無効にしている。
数年前まで「ヒザ」でしか対応できなかった男が。
ミルコのように自分のスキルで戦う事を選んだ者はそのテリトリーでは本当に強い。
総合的なスキルを習得する事と、自分のスキルで戦う為の方法論を構築する者がいるとすれば、自分は前者でミルコは後者になる。
今までになかった成功例かもしれない。
佐竹がパンチを覚えてから、持ち味だったローに精度を欠くようになった。
サップが色々な技を覚えるにつれファイトスタイルが小さくなった。
最低限の完成度は要求されるものの、自分のスキルを生かさなければ矮小になる。
バランスが悪くても、通用する持ち味で戦う事が「総合での強さ」なんだと思う。