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アメリカのビート作家のウィリアム・バロウズは
「快楽とは物事を特殊な角度から眺めることだ」
と書いていたが、それはドラッグ遍歴について語った本のなかに出てくる。
バロウズはその頃アメリカのビート二クスたちのメッカになっていたモロッコの
タンジール行って、注射を打ちながら風呂にも入らず『裸のランチ』を書き上げた。
バロウズは、他にもいろいろと面白いことを言っている、
「言語は外部空間から飛来したウィルスである」
なるほど、ウィルスね。言語はすべて外部からできているわけだ。
人は何かを語るために、自分の肉体からの束縛からなんとか脱するたに、
ウィルスをからだの奥深くに注入しなければならなかった。
自分自身が今度はウィルスにならなければならなかったのだ。
それは長い時間をかけて、永遠に覚醒し続けているわけにはいかなかった
人類が学んだ神々の知恵だ。
変な知恵だ。
すでにギリシャ神話には、モルペウス(ヒュプノスの子で、モルヒネの神)が登場している。
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以上は、『中島らも烈伝』 鈴木創士著 (河出書房新社)より引用
『言語は外部空間から飛来したウィルスである』
ウ〜ん、脳に虫がわきそうだ。