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江戸時代禁教とされていたキリスト教の隠れ信仰者である「隠れキリシタン」が、400年後の現在でも隠れ続けたまま長崎県の山中で集落をつくっていたことが、22日明らかになった。
この隠れキリシタン集落を発見したのは、地元で郷土史を研究している上田義道さん(53)。今月16日、山中をハイキングしていたところ偶然発見した。集落には約30人ほどの男女がおり、上田さんを見て大変驚いた様子だったと言う。
その後上田さんが聞き取りを始めたところ、島原の乱で逃げのびたキリスト教徒たちが山中に集落を作っていたことが明らかになった。住民の多くが「お奉行様には言わないでほしい」などと話したことから、江戸時代が終わったことも知らない様子だったと言う。
また、上空を旋回する飛行機を指差し、「最近よく見るあの鳥は何か」と訪ねる住民もいた。
その後、上田さんから連絡を受けた長崎県庁職員が、税務調査のために現地に向かったところ、すでに集落から人の姿は消えており、民家の中にはキリストの描かれた掛け軸だけが残されていた。
【用語解説】:「隠れキリシタン」
3代将軍徳川家光の時代、キリスト教弾圧が厳しくなった後も取り締まりの目を逃れ、各地に潜伏してひそかに信仰を守るようになったキリスト教徒のこと。「潜伏キリシタン」とも呼ばれる。
隠れキリシタンの多くは長崎の人里離れた島々に住み、250年間に及ぶ江戸幕府の弾圧や迫害を巧みに逃れ、信仰を守りつづけた。
http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/news/ (虚構新聞社)より転載